あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊山/慈恩(二) 2018年5月12‐13日


 飯豊山/慈恩(一)』からの、続きです。


 ふ~、大日岳に御目見得がかないました。
 ”お久しぶりです”。
 "Welcome back, my friend",
 親昵の響に浴して、わずらいはみな失せてしまいます。

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 お山を前に、ただ呆けるばかり。
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 小屋前で、一息入れ、もぐもぐむしゃむしゃ。
 湿った山靴と靴下を、天日干しに。
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 さて、時間的にも、体力的にも、何とか、本山を目指せそうです。
 先ずは、草履塚。
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 振り返って、切合、種蒔山。
 遥か、磐梯山のエ~ルがうれしい。
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 もう一人、日帰りの方が下って来ました。
 郡山の方とか。
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 此処は、草履塚。
 草の「わらじ」ではなく、心の「わらじ」をあらためます。
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 峰々に向かって敬礼。
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 陽精のまなざしをうけ…
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 お山の心に合わせられます。
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 さらに、北峰へと進み、まじまじ。
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 豊実に、そして御鏡に、雪の律動。
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 さて、飯豊本山。
 御秘所へ。
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 大日岳の頌に歩を合わせます。
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 振り返って、草履塚。
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 御秘所の岩場に取付いて、本山。雪の胸板。
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 そろりそろりと、足を運べば、大日岳が顔をほころばせます。
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 御秘所を了えて。
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 "早く来い"と、いざなう本山。
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 御前坂へと歩一歩。
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 天上のうらら。
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 ずんずんずんずん、雪は降り積もり、
 その厖大は、固く圧せられ、連繹、連延して称名、意思と生りました…。
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 いざ、御前坂。いやさ、試練坂。
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 陽精のエ~ルが、やさしい。
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 カフェ御前坂にて、ひと息。
 客は私のザック。マスターの大日さんが、「いらっしゃいませ」。
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 登り了えて、一顧。
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 一ノ王子から…
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 一登りで本山小屋。
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 やっとこさ、着きました。
 トイレの雪を片付けていたリョウくんに山頂を誘い、先行します。
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 ん~、天上の桃源。てくてくあるく、しあわせ。
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 飯豊山を頂きました。
 この貧しき土塊が、今年も、護られ、扶けられて、此処に起てたこと、
 そのことに、ただただ、感恩が溢れます。


 先ずは、ステップをたくさん頂戴したリョウくんを、感謝をこめ、パチリ。
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 そして、私。
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 山はその存在を全うし尽しています。 
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 「ここに 三昧のせかいがあるなら
 ほこるひとにほこらしておけ
 いつわるひとにいつわらしておけ
 ここに 三昧のせかいがあるなら
 ほこるみずからにほこらしておけ
 いかる みずからに いからしておけ」
 八木重吉
 

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 風の響、山の響を聴き、
 思想を通わせます。


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 まったりと、眺覧、周覧のひと時。

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 いい時間を、ありがとう。 
 そろそろ、小屋に戻るとしますか。

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 遅れて小屋に戻ると、リョウくんは入口の雪の片づけ中。
 ご苦労様。
 私もちょっとだけ仕上げを手伝いました。(笑)
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 さて、リョウくんは、『鍋奉行』。
 大鍋やら、フライパンやら、酒やら、食材をてきぱき。
 後はお任せです?

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 一品目を平らげ…
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 二品目は持ち寄った食材を全部入れて、ごった煮。
 それをつまみ、酒を酌み交わしながらの、歓談、四方山話に。

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 途中から、ダイグラ尾根を上って来た、新潟の岳人さんも加わり、
 話はエスカレート?(笑)
 ああだこうだと、直球、変化球が飛び交い、楽しいひと時に恵まれました。

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 『飯豊山/慈恩(三)』に続く。