あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/善懐 2018年1月6日

 上善は水の如し。…
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 今日(1/6)は、二ツ箭山へ。
 寒い日が続き、尻は重く、出歩くのも億劫なのですが、
 山となるとシャキッとするのですから、げんきんなもの。
 明日のつもりでいましたが、
 行けるときに行っちゃうのがいちばんの様です。
 
 

 水に礼すれば、その謙廉に合せられます。
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 アワアワプクプク…言葉を交わしたつもり。(笑)

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 〆張り場で沢に別れ、山脊へ。
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 岩場に直下。
 "天を仰げ、天から生きよ”と、呼ばわる響。
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 一人下降。wait a minute.
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 攀じって、男岩のエ~ルに浴します。
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 女岩を頂けば、洋の真率。そして…
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 陽精の頌。雲が唱和します。
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 いつものテラスには、Y田さん、M浦さんご夫妻、T田さん~
 常連のみなさんが憩います。

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 交ぜて頂き、歓談、四方山話。
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 みなさんを見送って、テラスに一人残ります。
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 雲と語らえば…
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 陽精も仲間に。
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 こうして山に上ると、見えないものが見えてくる――

 『原子力明るい未来のエネルギー』とは、
 原発の町双葉の、目抜き通りに掲げられていた標語。
 今は撤去され、役場の中に。
 いったんその存在に侵され、社会の奥深くまで変えられると、
 麻薬中毒にも似て、リスクは目に留まらなくなり、
 どんなにみじめな思いをしても、それを絶つのが難しくなる。
 これほどの事故を経験しながら、依存から、抜け出せない。
 今度はこぞって人工知能(AI)だと言う、いや、浮かれている。
 『人工知能(AI)明るい未来のテクノロジー』という訳か。
 CMには自動運転が喧伝され、
 農業に、漁業に、教育に、投資に、…活用が拡まる。
 一方、奪われる雇用、プライバシーの侵害、そして、
 ブラックボックス化したAIの暴走などが危懼されている
 どんどん進化し、社会に浸透してくるのだろう。
 原発同様、ますます依存が強まり、抜け出せなくなる。
 毀されるのは、人間の実体そのものではないのか。
 それはGNPでははかれない。
 AI,ロボット工学、そして遺伝子技術、…
 「良識」ある方々は宣う、
 「それぞれの利益とリスクを見据えた上で、
 技術を使いこなす人間の知恵を磨きたい」と。
 "wisdom"~知恵を磨く? 
 おいおい、二律背反、そいつぁ無理な相談だ。
 
 「英知を求めるには、貪欲と嫉妬心という、
 今自分を支配しているものを捨てなければならない」のだから。
 
 
 
 陽精も、雲さんも、
 このポンコツアナログ人間の憂いを偕にしてくれました。
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 のんびり、まったり、良い時間を過ごせました。
 そろそろ、帰りましょう。


 沢コースへ。
 修験台から、"夫婦岩"。睦まじく唱和します。
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 谷へと降り起てば、水の精。
 通行の許可を請います。
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 寒を透して、水の心。
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 会話が聞こえてきそうです。
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 空を映して三重奏。
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 水の時間に歩を合せて。
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 水の翔逸、翔華、翔踊に与れば…
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 山路の終了です。
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 無事の下山、
 ひと時の善懐に
 感謝。


 Fin