今日(7/5)は、二ツ箭山へ。
再び土日に用事、雨天のご機嫌を伺いながらの…
本日と相成りました。
予報では持ち直す傾向でしたが、空に相談すると、
西より東がいいぞと、明るんで応えます。
久しぶりに二ツ箭山で、遊ばせてもらうことに。
この時季に訪れるのは、初めて?
御滝にご挨拶。

水の頌に耳澄ませば、その謙廉に合せられます。

万緑に、その精に、その頌に、
カメラが共鳴してしまいました。

水の祈りは、"Grace be with you".

〆張り場。
此処で左に折れ、沢を離れます。

山脊へと喘ぎ、伝って岩場に直下。
"天を仰げ、天から生きよ"と、呼ばわる響。
倦まず弛まず、ソクラテスの如くに。

唱和する、陽精。
~ちょっとアヅすぎだぞい?

基部へと喘いで、女岩。
大汗かいて、息は絶え絶えです?(笑)

岩場を了えると、男岩からのエ~ル。

そして女岩を頂けば、月山の頌歌。
緑の溌剌に、その讃歌に、心が清ませられます。

岩場のテラスに、先客無し。
さすがに夏、ギラギラとした陽射しに、ベンチはアッチッチ。
木株に腰かけ、堪えてラ~メンタイム。

ラ~メンを食べ終わっても、
途中追い越したS野さん、M藤さんがテラスに現われません。
どうしたんだろうといぶかっていると、お隣から話し声。
覗いて見れば、teradaさん、S野さん、M藤さん、そしてご友人…
なぁ~んだ、夏は避暑、此方の木蔭がたまり場でしたかぁ。

長老のnakajimaさんも「ご出勤」、あれやこれやと歓談、四方山話。

トレランの?若い衆も加わり、話が尽きません。


そうこうしていると、hondaさんが御出座し。お久しぶりです。
お元気そうで何より。
hondaさんの主治医だったjinboさんが
鳥海山へと帰らぬ旅の人となって、はやいもので、もう一年。
彼を偲んで、鎮魂。
忘れぬこと、それが供養なのだと…

愉しいお喋りに、ついつい長居。
あまりゆっくりもしていられないので、おいとまします。

往路を復し、沢へ。

沢へと降り起ち、しばし、水の響に佇みます。
"子貢、問うて曰わく、郷人皆な之れを好まば、何如。
子曰わく、未まだ可ならざる也。
郷人皆な之れを悪まば、何如。
子曰わく、未まだ可ならざる也。郷人の善き者之れを好み、
其の善からざる者之れを悪むに如かず"
吉川幸次郎の釈義によれば、――
子貢がたずねた。
村人の全部から好かれるという場合、その人物はどうでしょうか。
孔子。それだけでは不充分である。
(価値としても評価としても不安定である)
子貢。では、村人全部からにくまれるというのはどうでしょうか。
孔子。それだけでは不充分である。村人の中のよい者から好かれ、
よくない者からにくまれる者に及ばない。
~大衆の全部から好まれる人物は八方美人的であり、
大衆の全部からにくまれる人物は往々にして性格に欠陥がある。
附和雷同しやすく、「同じて和せず」であり易い大衆…
そうした大衆への不信を含みもってはいるものの、
大衆が自然にもつ理性、それへの信頼があり、
そうした大衆のもつ理性、それを導き出しうる人物こそ、
真の人物である、とするように読める、そう読みたい。
"然うだ"と、水の精が肯います。

いい時間が流れています。


御滝を見下ろせば、終点です。

無事の下山、
和慈の山路に
感謝。
Fin