あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/信諧 2017年2月4日


 今日(2/4)は、二ツ箭山へ。
 天気図では、再び、『土>日』の様相。
 迷うことなく、良い方を選ばせて頂きました。
 風がややつよくながれましたが、
 燦々の慈光が、それを蔽って余りありました。
 感謝。



 水に礼すれば、
 その謙廉に合せられます。
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 今日は駐車場で佐藤さんご夫妻とバッタリ。
 先に発たれたお二人に追い着きました。
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 水と陽精の、二重唱。
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 たたずんで、その頌に耳を澄ませます。
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 〆張り場から山脊へ。上がる心拍数。
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 岩場に直下。
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 "天へ、天から生きよ"と、呼ばわる響。
 倦まず弛まず、…
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 男岩からの、うれしいエ~ル。
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 女岩を頂けば、陽精の燦々。
 洋と雲を統べります。
 
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 洋の向うの国では、
 イスラム圏からの『入国禁止令』とか。
 いったい、『イスラム教』なる人間がいるのでしょうか、
 『キリスト教』なる人間がいるのでしょうか、
 『仏教』なる人間がいるのでしょうか、―
 そんな人間は、どこにもいません。
 世界に何十億といる人間、その一人ひとりの体を、
 どう分析したところで、
 "ムハンマド"とか、"キリスト"とか、"ブッダ"とか、
 そんな元素が出てくるはずはないのですから。
 一人ひとりが尊い人格であり、宇宙であり、悩める存在として、
 ともに中心につながっています。
 
 「すべての宗教は
 同一点に集る各方面からの道路の如きものである。
 同一の目的に到達するならば、
 異れる進路を取ることにはなんの差支もない」
 とはガンディーの言葉。
 そして、
 「我々はなお真理探求の途にあるに過ぎないから、
 更にこれを持続し、
 自己が未完成であることを意識する。
 自身が未完成であるから、
 信ずる如き宗教も亦未完成である。
 我々は神を実現しなかったように、
 宗教を完全に実現しなかった。
 我らの了解する如き宗教は、
 常に発達し且つ解脱を新たにせらるべき
 可能性がある。
 真理へ即ち神への向上は 
 この発達によってのみ可能である。
 人々の考える宗教的観念が未完成であるならば、
 一つの観念と他との間に優劣の問題は
 あり得ない。
 すべての信仰は真理の啓示から成立するのであり、
 すべて未完成で錯誤があり得る」とも。

 信実のイスラム教徒は、
 一人のキリスト教徒の中に"ムハンマド"を認め、
 信実のキリスト教徒は、
 一人のイスラム教徒の中に"キリスト"を認めることでしょう。
 仏教徒も然り。
 未完成のものが未完成のものを裁くのは、
 滑稽なことです。
 
 哲学者アランは、
 『思いあがり』という言葉を定義して、
 次の様にくくりました。――
 「思いあがりが成功することはほとんどないし、
 したがってそれは、
 ほとんど常に滑稽なものになるのである」と

 どうぞ『裸の王様』になりませんように。



 こぞって肯う、天然。謙廉なるかな。
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 いいけしきをたっぷりとすいました。
 感謝。


 さて、岩場のテラスへ。
 S藤さん、M藤さん、T田さん、asanoさん、M浦さん、Y田さん、
 nakajimaさん、O内さん、~今日も常連さんたちでいっぱいです。
 団らんに交ぜて頂き、歓談、四方山話。

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 少し遅れて、佐藤さんご夫妻も到着。
 慈光に沐浴し、とろ~んと、まったり。
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 いい時間をすごせました。
 そろそろ帰らねば。


 沢コースを下るというお二人とご一緒することに。
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 途中、修験台から"夫婦岩"。…
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 そして月山。睦まじい頌歌が響きます。
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 沢に降り起ち、水の精にご挨拶。
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 どんな言葉を交わしているのかな?
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 慎重に足を置く、お二人。
 認知、判断、操作、…慣れると瞬時に足が運びます。
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 青空と遊ぶ水の精。
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 "Grace be with you"、
 水の祈りは、翔逸、翔華、翔踊。
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 沢も終点、いとまを告げます。
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 無事の下山、
 山路の信諧に
 感謝、感謝。



 駐車場の傍には梅の溌剌、
 そのねぎらいとエ~ルにほっこり。
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 Fin