あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/朗心 2017年1月22日

 プクプクポコポコアワアワ、水の頌。
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 今日(1/22)は、二ツ箭山へ。

 先の週は、雪のためアクセスに難があり、断念。
 一昨日もまたけっこうな降雪に見舞われ、
 「ユギハギ」に張り切りました。
 私には、山より怖い、雪道走行ですが、
 一日でかなり雪が解け、これなら行けるかなと…。
 往路は気温が低く、凍った路面に緊張を強いられましたが、
 なんとか安全運転、朗天の山を愉しんで、
 無事に帰って来れました。感謝。
 
 

 水の精、その翔逸に礼すれば…
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 謙廉に合せられます。
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 溪には雪の意気地。
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 陽精と奏でる、静かな調べ…
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 その清澄に合せられます。


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 〆張り場から山脊へ。
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 雪の溌剌に歩一歩。
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 岩場に直下。
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 "天を仰げ、天から生きよ"と、呼ばわる響。
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 鎖場を下降する、O内さん。
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 なんとか、登れそうです。
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 凛として、男岩。
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 女岩を頂けば、陽精の讃歌。
 そして、洋の静謐…。
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 はぁ~、この洋の向う岸では、
 ついにあの人が大統領になってしまいました。


 かみしめてほしい言葉があります。――

 "子貢、政を問う。
 子曰わく、食を足らし、兵を足らし、民、之れを信ず。
 子貢曰わく、必ず已むことを得ずして去らば、
 斯の三者に於いて、何をか先にせん。
 曰わく、兵を去らん。
 子貢曰わく、必ず已むことを得ずして去らば、
 斯の二者に於いて、何をか先にせん。
 曰わく、食を去らん。
 古えより皆な死有り。民、信無くば立たず"と。
 (論語/顔淵第十二)

 吉川幸次郎の釈義に頼めば、
 「子貢は政治(の要諦)について問うた。
 孔子の答え。食糧の充足。軍備の充足。人民が信頼の心をもつこと。
 子貢はさらにたずねた。
 わかりました。もし、どうしてもやむを得ずして、
 どれかを捨て去らねばならぬ場合、その三つの中で、
 どれが一番さきに捨て去るべきものとなりますか。
 孔子の答え。その場合は軍備を捨てよ。
 子貢はさらに問いつめた。
 のこった二つ、食と信のうち、もし、
 どうしてもやむを得ずして、どれかを捨て去らねばならぬ場合、
 その二つのどちらを先に捨て去るべきですか。
 孔子の答え。食糧の充足を捨てよ。
 やむをえない場合は、食糧の充足を、意識の後方におくのも、
 やむを得ない。
 しからば残るものは『信』のみである、ということが
 答えの裏に暗示されている。
 どんな場合にでも、信頼感ないしは信義、それだけは
 捨て去ることができない、とするのであり、その理由を説いていう、
 『古えより皆な死有り』、
 人間は死によって将来をくくられていることは、
 人間の最も大きな条件としてむかしから確定したことである。
 この大きな条件が、一番の前提としてある以上、
 他の条件は、後退し、犠牲になることがあろう。
 ただどうしても後退させることのできない条件、
 それは『信』である。
 なんとなれば人民は、信義がなければ存立しない。
 有限の人生において、最後の人間の条件となるもの、
 それは信義ないしは信頼である」と。



 慈光は、
 おしみなく、そしてへだてなくすべてのものにそそがれます。
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 さて、岩場のテラス。今日も常連さん達で満員です。
 でも、ちょうど、S藤さんが発つところで、座れました。
 感謝。
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 少し空いて、まったりのYMO&A。
 歓談、四方山話。
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 みなさんを送り出して、私もまったり、
 空に沐浴。
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 陽精に身をゆだねます。
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 暢達の、月山。
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 いい時間を過ごせました。
 そろそろ帰りましょう。

 
 沢コースへ。
 修験台から"夫婦岩"。睦まじい二重唱が響きます。
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 沢に降り起てば、水の純情。
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 雪がたっぷり、愉しく運歩
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 水の頌にエ~ルを頂戴します。
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 あたりを明らめる雪、明らめるために降った雪。
 ひとすじの気持がうれしい。
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 水の祈りは…翔逸、
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 翔華。
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 翔舞のエ~ルを、つつしんで。
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 陽精と雲のねぎらいに与って…
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 無事の下山、
 朗心の山路に
 感謝、感謝。



  Fin