プクプクポコポコアワアワ、水の頌。
今日(1/22)は、二ツ箭山へ。
先の週は、雪のためアクセスに難があり、断念。
一昨日もまたけっこうな降雪に見舞われ、
「ユギハギ」に張り切りました。
私には、山より怖い、雪道走行ですが、
一日でかなり雪が解け、これなら行けるかなと…。
往路は気温が低く、凍った路面に緊張を強いられましたが、
なんとか安全運転、朗天の山を愉しんで、
無事に帰って来れました。感謝。
水の精、その翔逸に礼すれば…
謙廉に合せられます。
溪には雪の意気地。
陽精と奏でる、静かな調べ…
その清澄に合せられます。
〆張り場から山脊へ。
雪の溌剌に歩一歩。
岩場に直下。
"天を仰げ、天から生きよ"と、呼ばわる響。
鎖場を下降する、O内さん。
なんとか、登れそうです。
凛として、男岩。
女岩を頂けば、陽精の讃歌。
そして、洋の静謐…。
はぁ~、この洋の向う岸では、
ついにあの人が大統領になってしまいました。
かみしめてほしい言葉があります。――
"子貢、政を問う。
子曰わく、食を足らし、兵を足らし、民、之れを信ず。
子貢曰わく、必ず已むことを得ずして去らば、
斯の三者に於いて、何をか先にせん。
曰わく、兵を去らん。
子貢曰わく、必ず已むことを得ずして去らば、
斯の二者に於いて、何をか先にせん。
曰わく、食を去らん。
古えより皆な死有り。民、信無くば立たず"と。
(論語/顔淵第十二)
吉川幸次郎の釈義に頼めば、
「子貢は政治(の要諦)について問うた。
孔子の答え。食糧の充足。軍備の充足。人民が信頼の心をもつこと。
子貢はさらにたずねた。
わかりました。もし、どうしてもやむを得ずして、
どれかを捨て去らねばならぬ場合、その三つの中で、
どれが一番さきに捨て去るべきものとなりますか。
孔子の答え。その場合は軍備を捨てよ。
子貢はさらに問いつめた。
のこった二つ、食と信のうち、もし、
どうしてもやむを得ずして、どれかを捨て去らねばならぬ場合、
その二つのどちらを先に捨て去るべきですか。
孔子の答え。食糧の充足を捨てよ。
やむをえない場合は、食糧の充足を、意識の後方におくのも、
やむを得ない。
しからば残るものは『信』のみである、ということが
答えの裏に暗示されている。
どんな場合にでも、信頼感ないしは信義、それだけは
捨て去ることができない、とするのであり、その理由を説いていう、
『古えより皆な死有り』、
人間は死によって将来をくくられていることは、
人間の最も大きな条件としてむかしから確定したことである。
この大きな条件が、一番の前提としてある以上、
他の条件は、後退し、犠牲になることがあろう。
ただどうしても後退させることのできない条件、
それは『信』である。
なんとなれば人民は、信義がなければ存立しない。
有限の人生において、最後の人間の条件となるもの、
それは信義ないしは信頼である」と。
慈光は、
おしみなく、そしてへだてなくすべてのものにそそがれます。
さて、岩場のテラス。今日も常連さん達で満員です。
でも、ちょうど、S藤さんが発つところで、座れました。
感謝。
少し空いて、まったりのYMO&A。
歓談、四方山話。
みなさんを送り出して、私もまったり、
空に沐浴。
陽精に身をゆだねます。
暢達の、月山。
いい時間を過ごせました。
そろそろ帰りましょう。
沢コースへ。
修験台から"夫婦岩"。睦まじい二重唱が響きます。
沢に降り起てば、水の純情。
雪がたっぷり、愉しく運歩。
水の頌にエ~ルを頂戴します。
あたりを明らめる雪、明らめるために降った雪。
ひとすじの気持がうれしい。
水の祈りは…翔逸、
翔華。
翔舞のエ~ルを、つつしんで。
陽精と雲のねぎらいに与って…
無事の下山、
朗心の山路に
感謝、感謝。
Fin