のびやかに、あぶくま。
今日(1/2)は、
阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
及び
堂山王子緑地環境保全地域
を見廻ります。
昨日とはうってかわって、曇り空でしたが、
初春の淑気、雪の感触を愉しみながら、
おだやかにあるくことができました。
感謝。
山へ入ると、雪。
日向こそとけていましたが、ほかはまだまだ。
踏み跡は上って下って一人分、昨日かな?
(いつもの門沢登山口から)
久しぶりの雪の感触がうれしい。
山頂部、水石に。
展望台に到着。
台上に陣取り、息みます。
お日様こそ雲に譲るものの、風はなく穏やかな日和。
あぶくまにくつろぎ、ゆるりと周覧です。
(日影山、蓬田岳)
(片曽根山~移ヶ岳~)
雲気、雲光、流れる頌歌。 (移ヶ岳~日山~鎌倉岳~五十人山)
(桧山~大滝根山)
雲をやわらかにまとって、陽精が静かに頌います。
山頂部を見廻ります。
静かな空、しなやかに雲。
先達の言葉に――
"英知は無視されるどころか、拒否されてきたので、
知識人の多くが、英知とは何なのかについて
ほとんどわからなくなってしまった。だから、
知識人は往々にして、病気を治そうとしてかえってその原因を
作り出してしまう。
英知を閉め出して、代わりに小利口さをもってきたために
病気が起こっているのだから、
いくら小利口な検査をしても、病気は治るものではない。
では、英知とは何なのだろうか。
どこにそれを求めたらいいのだろうか。
ようやく問題の核心にたどりついた。
英知について書かれたものは数多いが、それは各人の
心の中にしか求められない。
英知を求めるには、貪欲と嫉妬心という、
今自分を支配しているものを捨てなければならない。
捨てたとたんに訪れる静けさが~長続きしなくても~
他の方法では得られない英知に満ちた洞察を
与えてくれるのである"、とか。
空が、雲が、洞察しています。
そして、
"邦に道あれば即ち知、邦に道なければ即ち愚"、
と、陽精がさとします。
一帯に異状のあるなく、安堵。
帰りましょう。
謙廉のしずくに首を垂れて…。
無事の下山、
山路の廉静に、
感謝、感謝。
Fin