あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/和徳 2016年12月18日


 今日(12/18)は、二ツ箭山へ。

 道元の言葉に、――
 『わづかに一人一時の坐禅なりといへども、
 諸法とあひ冥し、諸時とまどかに通ずるがゆゑに、
 無尽法界のなかに去来現に常恒の仏化道事をなすなり、
 彼々ともに一等の同修なり、同証なり』
 とか。
 先覚の釈義に頼れば、
 「単に一人一時の坐禅であろうとも、
 諸存在と一体になり、諸時間と完全に一つとなるがゆえに、
 無限の真実世界の中で永遠不変に仏の働きをなす。
 そのとき全存在が同時に修行し、同時に悟るのである」と。

 「坐禅」を「登山」とかえて、さしたる不都合はありません。
 朗天の下、
 のどやかに二ツ箭の恵みに浴することができました。
 感謝。

 

 御滝に礼すれば…
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 砕かれて…
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 水の謙廉に合せられます。
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 〆張り場で沢にわかれ、山脊へ。

 前方に楽しそうなお喋り、
 先に発たれた常連のT田さんに、追い着きました。
 O内さん、S藤さんが一緒の様です。
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 一歩一歩、山と語らうように。
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 岩場に直下。
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 宙には衷情、大岩には呼ばわる響、
 "天へ、天から生きよ"と
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 30mの鎖場、O内さんが先行します。
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 女岩から男岩。
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 女岩を頂いて、ひと息。月山にご挨拶。
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 ん~、爽快。

 太陽は気持ちが貫けているな~。
 その気持ちがじんじんとしみてくる。
 陽精にはうちゅうのいしがあらわれている。だから、
 洋はそれにこたえようと、いっしょうけんめいだ。
 みんな、善意そのものだと、つくづく、おもう。
 いけないのは、人間だけだ――。


 "Grace be with you".

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 いいけしきに、エ~ルをたくさんもらって、テラスへ。

 先着のT田さん、O内さん、S野さんなどなど、賑やかです。
 まぜていただき歓談、四方山話。
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 常連ではないみなさんにご挨拶すれば…???
 何と、飯豊でもお会いした、須賀川のSさん達でした。
 お久しぶりです、相変わらずで、何より。
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 私も陣取り、いつもの鍋焼きタイム。
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 洋の真率にそまり…
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 陽精の慈愛にまどろみます。
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 いい時間を過ごせました。帰ります。


 沢コースへ。
 修験台から、"夫婦岩"。
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 むつまじく唱を合せます。
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 溪に降り起てば、陽精と水の精の迎候。
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 水の精と語らいながら…
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 溪に遊びます。
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 枯れて、倒れて、生命の更新。
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 愉しい逍遥。
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 水の精の、翔逸…
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 翔華…
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 翔舞。
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 自由に頌って、
 "君子は器ならず"と、おしえます。
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 御滝を上から。
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 無事の下山、
 お山の和徳に
 感謝、感謝。



 ~駐車場に戻ると、何と、
 私の車をみつけ、M野さんが待っていてくれました。
 お久しぶりです。大先輩の健勝に元気を頂戴。
 しばし、歓談、四方山話で、感謝。
 
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 Fin