今日(12/18)は、二ツ箭山へ。
道元の言葉に、――
『わづかに一人一時の坐禅なりといへども、
諸法とあひ冥し、諸時とまどかに通ずるがゆゑに、
無尽法界のなかに去来現に常恒の仏化道事をなすなり、
彼々ともに一等の同修なり、同証なり』
とか。
先覚の釈義に頼れば、
「単に一人一時の坐禅であろうとも、
諸存在と一体になり、諸時間と完全に一つとなるがゆえに、
無限の真実世界の中で永遠不変に仏の働きをなす。
そのとき全存在が同時に修行し、同時に悟るのである」と。
「坐禅」を「登山」とかえて、さしたる不都合はありません。
朗天の下、
のどやかに二ツ箭の恵みに浴することができました。
感謝。
御滝に礼すれば…
砕かれて…
水の謙廉に合せられます。
〆張り場で沢にわかれ、山脊へ。
前方に楽しそうなお喋り、
先に発たれた常連のT田さんに、追い着きました。
O内さん、S藤さんが一緒の様です。
一歩一歩、山と語らうように。
岩場に直下。
宙には衷情、大岩には呼ばわる響、
"天へ、天から生きよ"と。
30mの鎖場、O内さんが先行します。
女岩から男岩。
女岩を頂いて、ひと息。月山にご挨拶。
ん~、爽快。
太陽は気持ちが貫けているな~。
その気持ちがじんじんとしみてくる。
陽精にはうちゅうのいしがあらわれている。だから、
洋はそれにこたえようと、いっしょうけんめいだ。
みんな、善意そのものだと、つくづく、おもう。
いけないのは、人間だけだ――。
"Grace be with you".
いいけしきに、エ~ルをたくさんもらって、テラスへ。
先着のT田さん、O内さん、S野さんなどなど、賑やかです。
まぜていただき歓談、四方山話。
常連ではないみなさんにご挨拶すれば…???
何と、飯豊でもお会いした、須賀川のSさん達でした。
お久しぶりです、相変わらずで、何より。
私も陣取り、いつもの鍋焼きタイム。
洋の真率にそまり…
陽精の慈愛にまどろみます。
いい時間を過ごせました。帰ります。
沢コースへ。
修験台から、"夫婦岩"。
むつまじく唱を合せます。
溪に降り起てば、陽精と水の精の迎候。
水の精と語らいながら…
溪に遊びます。
枯れて、倒れて、生命の更新。
愉しい逍遥。
水の精の、翔逸…
翔華…
翔舞。
自由に頌って、
"君子は器ならず"と、おしえます。
御滝を上から。
無事の下山、
お山の和徳に
感謝、感謝。
~駐車場に戻ると、何と、
私の車をみつけ、M野さんが待っていてくれました。
お久しぶりです。大先輩の健勝に元気を頂戴。
しばし、歓談、四方山話で、感謝。
Fin