『渾身/飯豊保全資材荷上げ(前篇)』からの続きです。
ふ~、遥々と、はるばると、北股岳を頂くことが許されました。
さすがに、日帰りとは言え、ザックはテント泊縦走の様なものだし、
つよい夏の陽射しに身魂は試され、徐行の運歩となりましたが、
堪えての一歩一歩が、この爽快を齎してくれました。
感謝。
どこぞの高校の山岳部でしょうか。
賑わしい山頂です。

しばし、周覧。
愉悦のひと時。(門内小屋方面)

(二ツ峰、二王子岳方面)

眼下には、石転ビ沢

さて、十文字鞍部へ。

目指す梅花皮小屋が見えて来ました。

健気な姿。

半ば降り、石転ビ沢をのぞけば、白龍の意気地。

満身創痍で、地を這い、天を衝いて後退する面目や、あっぱれ。

辿り着いた梅花皮小屋。
管理には小国山岳会のmasanobuさんが入っておられました。

ザックから荷を取り出し、
masanobuさんの手に託します。
保全の効能、植生の蘇りあれかしと祈りつつ。

ミッションを果たし、達成感と爽快に入り乱れて?一安心。
しばし歓談、四方山話。菓子パン1個。
北股岳を背にパチリ。

"友よ、ご苦労様"、
大日岳のねぎらいにほっこり、うれしいひと時。

さてさて、予定より遅れています。
残念ながら、あまりゆっくりはしていられません。
時間を短縮できる石転ビ沢を降ろうかとも思いましたが、
"やめたほうがいい"とmasanobuさん。
この荒れ具合では危険ですし、反って、時間を食いそうです。
助言に従い、往路を復すことに。
遠く、烏帽子山、そして…

マツムシソウに元気をもらって、いざ、出発。


大日岳にいとまを告げれば、"Grace be with you"。
「ありがとう」。

振り返って、"See you, later"。

北股岳、登り返しが堪えます。

ふ~、山頂に到着。
感慨は無用、そのまま進みます。

随分と歩いて来たもんです。

イイデリンドウのエ~ルに元気百倍。

雲が出張って来た分、涼しさも。
有り難い、感謝。

二王子岳、二ツ峰が見守ってくれています。

振り返って、…

お山に感謝。


お山の響に護られ、

援けられて、軽快に運歩。

門内小屋に到着。

下山路は、長く厳しい。
管理人のLTQさんとお喋りして、大休憩。おにぎり1個。
いろいろと良くして頂き、有難うございました。

門内小屋にいとまを告げます。

陽精は西に光線を優しくして、私を援けます。


颯爽と梶川尾根へ。

お山の…

慈愛に庇られて、…

すたこら。

梶川峰。

三本カンバを急げば、…

"気を付けて降りな"と、倉手山。

北股の衆も。

滝見場で、しばし黙想。

白龍の、その渾身の祈り、"Grace be with you".

梶川峰にいとま。

西日とは言え、暑い~。汗はだらだら。

楢ノ木曲がりに。

飯豊山荘が見えますが、ここからが結構長いのです。
かなり気をつけて降りて来たつもりですが、
ときおり、手の指、足の指に硬直の徴候。塩分タブレット+。
慎重に。

大事には至らず、丸森尾根の祝福に与れば、
山路の終了です。

降り切って、最敬礼。

無事の下山、
護られて、ミッションの完遂、
お山の渾身、生命の充満に
感謝、感謝、感謝。
Fin