あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊保全資材荷上げ/渾身(後篇) 2016年8月13日

 
 『渾身/飯豊保全資材荷上げ(前篇)』からの続きです。



 ふ~、遥々と、はるばると、北股岳を頂くことが許されました。
 さすがに、日帰りとは言え、ザックはテント泊縦走の様なものだし、
 つよい夏の陽射しに身魂は試され、徐行の運歩となりましたが、
 堪えての一歩一歩が、この爽快を齎してくれました。
 感謝。

 
 どこぞの高校の山岳部でしょうか。
 賑わしい山頂です。
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 しばし、周覧。
 愉悦のひと時。(門内小屋方面)
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 (二ツ峰、二王子岳方面)
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 眼下には、石転ビ沢
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 さて、十文字鞍部へ。
 梅花皮岳、烏帽子岳飯豊山が睦みます。
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 目指す梅花皮小屋が見えて来ました。
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 健気な姿。
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 半ば降り、石転ビ沢をのぞけば、白龍の意気地。
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 満身創痍で、地を這い、天を衝いて後退する面目や、あっぱれ。
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 辿り着いた梅花皮小屋。
 管理には小国山岳会のmasanobuさんが入っておられました。
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 ザックから荷を取り出し、
 masanobuさんの手に託します。
 保全の効能、植生の蘇りあれかしと祈りつつ。
 
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 ミッションを果たし、達成感と爽快に入り乱れて?一安心。
 しばし歓談、四方山話。菓子パン1個。
 北股岳を背にパチリ。
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 "友よ、ご苦労様"、
 大日岳のねぎらいにほっこり、うれしいひと時。
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 さてさて、予定より遅れています。
 残念ながら、あまりゆっくりはしていられません。
 時間を短縮できる石転ビ沢を降ろうかとも思いましたが、
 "やめたほうがいい"とmasanobuさん。
 この荒れ具合では危険ですし、反って、時間を食いそうです。
 助言に従い、往路を復すことに。

 遠く、烏帽子山、そして…
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 マツムシソウに元気をもらって、いざ、出発。
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 大日岳にいとまを告げれば、"Grace be with you"。
「ありがとう」。
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 振り返って、"See you, later"。
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 北股岳、登り返しが堪えます。
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 ふ~、山頂に到着。
 感慨は無用、そのまま進みます。
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 随分と歩いて来たもんです。
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 イイデリンドウのエ~ルに元気百倍。
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 雲が出張って来た分、涼しさも。
 有り難い、感謝。
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 二王子岳、二ツ峰が見守ってくれています。
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 振り返って、…
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 お山に感謝。
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 お山の響に護られ、
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 援けられて、軽快に運歩
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 門内小屋に到着。
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 下山路は、長く厳しい。
 管理人のLTQさんとお喋りして、大休憩。おにぎり1個。
 いろいろと良くして頂き、有難うございました。
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 門内小屋にいとまを告げます。
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 陽精は西に光線を優しくして、私を援けます。
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 颯爽と梶川尾根へ。
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 お山の…
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 慈愛に庇られて、…
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 すたこら。 
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 梶川峰。
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 三本カンバを急げば、…
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 "気を付けて降りな"と、倉手山。
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 北股の衆も。
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 滝見場で、しばし黙想。
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 白龍の、その渾身の祈り、"Grace be with you".
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 梶川峰にいとま。 
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 西日とは言え、暑い~。汗はだらだら。
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 楢ノ木曲がりに
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 飯豊山荘が見えますが、ここからが結構長いのです。
 かなり気をつけて降りて来たつもりですが、
 ときおり、手の指、足の指に硬直の徴候。塩分タブレット+。
 慎重に。
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 大事には至らず、丸森尾根の祝福に与れば、
 山路の終了です。
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 降り切って、最敬礼。
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 無事の下山、
 護られて、ミッションの完遂、
 お山の渾身、生命の充満に
 感謝、感謝、感謝。
 
 
 Fin