陽精の讃歌、洋の真率。
今日(12/27)は、二ツ箭山へ。
先の週が見事な高気圧なら、
今日は鮮やかに西高東低、頗る付の冬型です。
昨晩の雨も、起きて見れば薄っすらと雪、
所々、道は凍てつき、何やら真冬日の様相です。
こんな日は、迷わず二ツ箭山ですね。
御滝沢に分け入り、
水の時間に心を合せます。
早くも下って来られたMさん、"良いお年を"。
水光の麗佳、水霊の言思に浸るひと時。
ゆらいで、"Grace be with you"。
沢から山脊、すると標識を直す御仁が。もしかして…?
やはりJさんでした。忙中健歩、どうぞ良いお年を。
岩場に直下すれば、倦まず弛まず呼ばわる響、
"天へ、そして天から生きよ"と。
宙が唱を合せます。
男岩と女岩の基部へと上がれば、
月山からのエ~ル。
さらに攀じれば、男岩。
洋は奏で、陽精は頌います。
心合せて、月山。
テラスには常連のみなさんの和気藹々。
譲坐のご厚情に与かり、いつもの"鍋焼きうどん"。
しばし歓談、四方山話。
先に発つSさん達を見送ります。
残ったHさん、Tさんと陽だまりtalking。
陽精が笑んで聞いています。
新約書の主人公は、弟子達に語られた。
"兄弟の目にあるおがくずは見えるのに、
なぜ自分の目にある丸太に気づかないのか。
自分の目にある丸太は見ずに、兄弟に向かって、
『兄弟よ、おまえの目にあるおがくずを取らせてくれ』
と、どうして言うことができようか。
偽善者よ、まず自分の目から丸太を取りのけなさい。
そうすれば、はっきり見えるようになって、
兄弟の目にあるおがくずを
取りのけることができるであろう"と。
・・・・・・・
"然うだね"と、宙soraが肯いています。
お二人を見送って、阿武隈の頌歌。
ひと時の寛閑に礼して。
帰りは沢コース。
修験台に"夫婦岩"と語らいます。
男岩…
そして女岩。
睦まじい二重唱。
沢に降り起ち、水の精にご挨拶。
素直な信が凛としている。
水の声、水の頌歌に耳澄ませながら。
御滝に礼して、山路を了えます。
無事の下山、
水霊の歓昵、愉然のひと時に
感謝、感謝。
Fin