あるく

~山の恵みの備忘録~

龍隠/石転び沢(その1) 2014年7月12日

   雨下、それでも幽玄の彼方を目ざします。
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   今日(7/12)は、
   飯豊、石転び沢へ。
 
   行けるかな、飯豊…
   でも大雨の後遺がつかみ切れず、逡巡。
   結局、夢枕の”石転び”に落ちつきました。
   ”白龍の脊背に遊ばせ給え”と。
 
   零時半の目覚ましに応え、
   いざ、天狗平へ。
 
 
 
   天狗平の駐車場で身づくろいを了え、
   登山届出所に届を投函。
   ふと見遣ると何と郡山のkobayashiさんが~!
   毎週”石転び”との噂は聞いておりましたが、
   いやはや。
   ご縁です、ご一緒することに。
 
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   ブナのセラピ~ロ~ドを出で、
   稜線に見参。 
   ん~、大丈夫かな。 
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   梅花皮沢が砂防を超え出で、
   歓呼の轟きで迎えてくれました。
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   紫陽花の典麗に励まされて。 
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   さぁ、梶川の出合。
   水量はかなり多めですが、…。 
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   kobayashiさんは高巻きをきらい沢に沿います。
   流石に毎週、迷いがありません。
   ここは達人に随いましょう。 
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   雲の腰はなかなかに重そう。
   一歩、一歩の渾身に出合が応えます。   
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   所々の雪塊が連延として繋がり、
   意思を有ち始めました、白龍の精勁なる。 
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   白龍の精爽が招きます。
 
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   ”石転びの出合”、たぎつ飯豊の白龍。
   貴方に会いに来ました、飯豊の矜持よ。
   いっときの遊化を得さしめたまえ。
   
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   kobayashiさんはピッケル仕様、
   なので足元の不如意をきらい、此処でアイゼン装着。
   私はWストック、
   アイゼンは”ほん石転びの出合”で装着することに。
   ただお腹が空いて何とも、…(笑)
   先に進んでもらってパクパクムシャムシャ。
   少し遅れて、いざ”出陣”。白龍の脊背に乗って。
 
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   入り門内沢に別れます。
   雲も、大切な友だち。 
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   出合から下は崩壊が進行、
   夏道が本領発揮です。
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   このツンと尖ったのと先の角張った大岩が、
   訪れた者の”値踏み”を担います。 
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   振り返って、一息。
   後続は認められません。 
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   どんなに土石に洗われようとも、
   ここは白龍の脊背、天翔ける雪の波涛。
   ステップを刻む幸いに感恩が溢れます、
   imagine your own dragon…。
 
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   歩く、・・・
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   その、ひたすら。 
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   その、いちず。 
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   渓はガスを侍らせて歓迎?
   風に雨粒が交ります。 
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   ほん石転びの出合で、
   kobayashiさんに追いつきました。
   まだまだ元気なうちに一枚。(笑)
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   ”ほん石転び沢出合”、
   ザックを降ろし、アイゼンを装着します。 
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   すると、ポツリポツリだった雨が、
   雨衣を大きく叩きだしました、本降り~? 
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   「独りだったら、折れて帰るかな~?」
   などと笑い合いながら、
   二人とも、アイゼンの爪は確り前を向いてます。
   渓に聞けば、笑んで応えて、 Go on ! 
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   『その2』に続く。