愉快な若者たちに出会いました。
どうぞ、山に愛でられますように。
今日(7/5)は、安達太良へ。
曇りの予報につられ、
久しぶりに、
鉄山避難小屋でラーメンでもと。
あだたら高原スキー場の駐車場に着けば、
雨、雨、雨、遣らずの雨。
一時間ほど待機で、待ちきれず…。
烏川に挨拶をして、お山に入ります。
傘を友に。
登山道は粘土質、
「滑って転べ」と冷やかす雨。
『峰の辻』着。休まず進みます。
山頂部、風は穏やか。
こんな日もあるのですね。
貸し切りの安達太良山頂。
グショグショのザックを撮って上げました。
山頂の岩場を降りると、
途中、休憩を共にし、愉しく談じたみなさんも到着。
記念のショットを賑やかにして下さいました。
この頃、山で若い方を見かけることが多くなりました。
業界は「山ガ~ル」のコピーで喧しい様です。
私が自覚的に山に向かうようになって、もう三十年有余。
その間、何とかブ~ムで、オジサンオバサンが躍りました。
此度は「山ガ~ル」がけん引しているそうな。
サッカーをやる人間に「何でボールを蹴るの?」とは
問いません。
「山」という「遊び」にだけ、「何で?」が付きまといます。
「山に登る」。
百人いれば、百の人生、その理由は様々です。
それは、日常からの脱出、冒険であるでしょう。
それは自由な遊びであるでしょう。
それは折れた心への癒しであるでしょう。
それは自分らしさへの問いであるでしょう。
・・・・・・・
山へと招かれた者に
”雲からも風からも透明な力が”うつるようにと
願うのは、そして、
道を間違えようとしているこの国で、
真実の香りをたたえる存在になってほしいと
願うのは、・・・・
夢想に過ぎるでしょうか。
さて、山頂を後にし、
「鉄山避難小屋でラ~メン」の意地を徹します。(笑)
静寂の矢筈森。
今日は発つのが遅れました。
馬ノ背を小走りで。
幽昧の鉄山、この先を巻きます。
鉄山避難小屋着。お久しぶりです。
早速、おさんどん。
ありゃりゃ、ラ~メンの具を買い忘れてしまいました。
おにぎりと素ラ~メンということに。
お腹も満ち足り、小屋を発ちます。
「また、来るね」。
雨の滴が葉と戯れます。
鉄山と語らいながら。
花々には溢れんばかりの宝玉。
誰もいない稜線を、雨に唄いながら。
花冠を彩る水の謙廉。
矢筈森からのねぎらいとエ~ル。
ひとすじの気持ちに応えて。
滑らぬよう、
抜き足、差し足、忍び足。
烏川に無事の下山を告げて、
山路の終了です。
もっとスマ~トに歩きたかった…?
無事の下山、
雨の抒情、
愉快な出会いに
感謝、感謝。
Fin