おどる、みずのせい。
今日(2/23)は、二ツ箭山へ。
これほどの雪は、
お山にとっても随分と
久しいものだろうなぁ。
ちゃんとちゃんとの冬仕様で
臨みます。
渓に入れば、水の歓呼の声。
ただひくきへとくだります。
なんの言いわけもない、議論もない。
ひとすじの気持ちが、深く教える。
陽の慈悲が、
「雪」から「水」へ、「固」からの変容を
うながします。
まどろみに、まどろむひと時。
渓に別れ山脊へ。
山貌の雪に足を遊ばせます。
天から、そして天へと、凛として
磐が呼ばわります。
「真正面から毛ほどのすきもない捨て身である」(重吉)
いいものを背負ってるなぁ・・・。
木々と光を浴びて。
30Mの鎖の詰まりには雪の塊。
忙しい融雪の滴りが、攀じる者を「脅します」。(笑)
基部へと上がれば、月山のねぎらい。
女岩から男岩へと言葉をおくります。
雪の衣を纏って月山。
清らか。
丁寧に登って?お腹はペコペコ、ラ~メンタイムです。
テラスにはすでに常連Sさんの憩い。
陽の光が、慈悲のごとくに降ります。
月山山頂に人影ふたつ。
Sさんが双眼鏡で覗けば、グリ~ンのジャケット。
先に発たれたasanoさんとM野さんでしょう、きっと。
身も心も満ちて帰路に起てば、H田さん。
「今日もトリプルがい?」との問いに、
「いえ、いえ、今日は…」と、私。
お山の元気がH田さんの元気、何よりです。
天を射して、天を呼吸し、天に呼ばわる二つの矢竹。
睦まじい姿に打たれます。