カモシカくんの親子が出迎えてくれました。
今日(11/17)は、磐梯山へ。
先週、飯豊の雪の按配を見て、
日帰りで行ける所までと、
考えないわけでもありませんでしたが、
その後直ぐの冬将軍の御出座しで、
小国の天狗平は積雪50cm超との報。
観念しました。
さあ、磐梯山。
ゲレンデをのたり歩いて行くと、
カモシカくんの親子が前方を過ります。
チラっと此方に視線。
おや、この前会ったカモシカくん??
私のことを覚えていてくれた様です。
『アイツは、敵じゃない。安心していいよ』。
初対面の子がジ~っと私を見つめます。
『そろそろ、いぐぞ』。
私のことを気に入ってくれたのかな?
「また、会おうね」。
霜に耐えて・・・。
ゲレンデを了えて川桁山。良い天気になりそうです。
沼の平へ。
お山は寛爾か。
こんな佳き日に櫛が峰に寄らない手はありませんね。
やはりと言うか、もう既に客人。
一人、下りて来られました。
言葉を交わせば、なんと同じ田村市民。
お山のこと、原発、除染のこと、などなど、つい長話に。
ご健行を祈りあげます。
櫛が峰の山頂に着きました。湖うみが展がります。
心虚しくして起てば、お山の温良が蔽います。
お山自身の気持ちが貫けているから、
ここに起つ者は胸打たれ、ときめきます。
私の、たいせつな時間。
雪をまぶした壁が抒情を明らめます。
お山は一杯ひっかけたような面持ち。
そろそろ本峰へ行きましょう。
壁の陰影、抒情に耳澄ませながら。
火口を統べる天狗岩。
お山とお日さまの愉しげな会話が聞こえて来ます。
いい時間をありがとう、櫛が峰。
天を仰ぎ、天から呼ばわる、天狗岩。
お山の尊厳、一帯の空気を統べる飯豊。
今日は小屋締め、元気へと澁谷さん。
弘法清水で水を補給し、山頂を目差します。
黄金清水の上が滑りやすくてヒヤヒヤでしたが、
弘法清水からも踏み固められて氷化し、冷や汗もの。
”のぞき”からの眺望にホッと一息です。
冬が降りました。
山頂で、
弘法清水から同行した常連のkomatuさんと一緒に。
小春日和に祝された幸せな一瞬。
PARA人が宙に舞い、湖うみと戯れます。
はるばる茨城からいらしたお二人も上天気に上機嫌。
米沢の岳人さん。飯豊に共通の知人も居ましたね。
飯豊の愛が一帯を蔽います。
櫛が峰に感謝。
さて下りましょう。上りよりハラハラドキドキです。
天狗岩の響こえに耳澄ませます。
天を仰げ、天から生きよと。
お山の閑閑が身に滲みて来ます。
komatuさん、そして冬の偵察に来られた山人さんと、
愉しいお喋りをしながらの赤埴歩運。
お山はずっと笑んで聞いててくれました。
無事の下山、
朗邁のひと時に
感謝、感謝、感謝。
Fin