今日(10/13)は磐梯山へ。
あれこれ思い描いていた山域もありましたが、
あれよという間に連休へと押し出されてみれば、
おぼろ気なるままで漠然の域を出ず・・・。
そんな時は、やはりこの山、磐梯山。
気が置けないお山で、
のんびり歩運を愉しむことに。
午前の予報が芳しくないので、8時を大分回っての遅い到着。
風任せの落ち着きのない雨が落ちる猪苗代スキー場。駐車場
にはたくさんの車が。『何かあるのですか?』と警備の方に尋
うじて車を停めさせて頂き、身支度開始です。
登山口の喧騒を離れ、傘を差して出発。
ゲレンデの中ごろ、草叢にのそのそ動く白っぽい物体を発見。
何とカモシカくんでした。まだ子どもの様です。10Mぐらいまで
近づいても堂々と草を食んでいたのですが、さすがにそれ以上
はダメ。プイと向こうをむいてのっしのっし。食事の邪魔をして
しまったようです。ゴメンナサイ。

see you,later また会おうね。

ゲレンデを登りきると、束の間の青空。

沼の平。いつもの処で息んでいると、”マラソン人”が
通り過ぎて行きます。

転ばぬよう、どうぞ気を付けて。

風が勁く、体重に自信のある私でも飛ばされそう。危ないという
ことで、”マラソン”のコ~スが縮小されました。
あそこの人が集まっている所まで。

弘法清水着。いやはやものすごい大渋滞が待っていました。

山頂が、何とも遠い~。

やっとやっとで磐梯山頂着。

結構な寒さ。ラ~メンと思っても良い場所は満席。風が勁く、
湯沸しは難儀です。おにぎり一個で退散しましょう。

下りは”上り様、優先”でもっと渋滞。でも、なんとも清々しい。
お山の頂へと、老若男女、たくさんのひとが、悪天の中、何か
を目差して喘いでいるのです。崇敬の念を覚えます。
その”何か”が”宝”になりますように。

”渋滞”を抜けました。下界は予報通り”晴れ”ている様です。

脈動する天狗岩の心、思い、精神。
「何といふいい精神だらう」(賢治)。
天だ、天を仰げと呼ばわります。

『 虹を見るように
神を畏れる人は尊い 』
(八木 重吉)

人影のなくなった径を帰ります。

日向が覇を唱え始めました。

山頂部からも雲が撤退です。

秋色のプロムナ~ド。

マラソン人が去り、お山は閑寂を取り戻しました。

ランrunの靴音が消え、お山の響(こえ)が。

いつもの場処で、お山と語らいます。先の飯豊行に、
『そうか、そうか、いがったな』と。

沼の平を後にし、今日は赤埴山に寄りましょう。

打って変わっての晴天にお山の笑みが溢れます。

沼の平。

・・・そして櫛が峰。

赤埴山からの、猪苗代湖。

斜面の紅葉はこれからです。

『また、いつでも来な』。はい、ありがとう。

登山を始めて三年目?のS市の方。
道すがら、いろいろと山談義。お山に愛でられるような、
そんな登山が出来たらいいですね。ご健行を祈ります。

” 下山すると晴れ ”ですね~。(笑)でも気持よく歩けました。

ゲレンデに咲く花々からは、ねぎらいとエ~ル。
ありがとう。

無事の下山、
そして、お山の寛詳に
感謝。
Fin