あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊、初冬。(前編) 2012年11月4日

 
   大日岳がそっと雲を上げて見送ってくれました。
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   今日(11/4)は飯豊へ、日帰りで。
   ~と言っても切合小屋まで。
 
   あちらこちらから初冠雪の便り。
   新雪を纏った飯豊に見まみえたく願い、川入から。
   山頂を踏みたいのなら、未明の出だしでしょうが、
   意気はいまひとつ。
   草履塚で初冬のお山の貌かおを拝めればと・・・。
        
   上れば、雪のさまは読みを越え、
   無事に三国岳まで行ければ「御の字」かなと
   気も萎えましたが、
   先行のトレ~スにも援けられ、
   時間/体力にさしたる消耗もなく、切合小屋へ。
 
   往きも帰りも、ハラハラ、ドキドキの行程でしたが、
   新雪と戯れ、お山からはおおきな大きなエ~ルを頂戴、
   護られて、無事下山することが許されました。
   感謝です。
        
        
 
(御沢発06:26~08:12横峰~09:40三国小屋~11:08切合小屋発11:38~12:59三国小屋13;12~14:16横峰~15:10御沢着)
 
  *6時頃に発てればと駐車場に着いたものの、
   小雨のお出迎え。先着の車は2台。
   御一人は茸採り、
   もうお一人は本山を目指しておられるとのこと。
   予報は悪くないので、お二方とお喋りしながら様子見です。
   暫くすると雨粒もまばら、薄っすらと青空も見えて来ました。
   お二人は待ってましたとばかりに・・・。私は、ゆっくりと。 
 
 
 
   御沢から、雨上がりの長坂に客となります。
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   季節の階梯を上へ。秋思。 
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   うっすらと冬の気配。
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   冬の初め。 
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   一仕事終えた雲が流れます。(横峰) 
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   お久し振りです、三国岳。 
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   冬衣が凛々しい。     
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   冬への、覚悟。 
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   新雪の感触が嬉しい径こみち。でも剣ヶ峰、大丈夫かな? 
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   七森の岩肌、雪化粧。 
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   季節は層を成して。 
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   ハラハラ、ヒヤヒヤ、剣ヶ峰。
   確り危ない季節に入ってます。 
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   この壁におびただしい雪が吹きつけられる冬が、
   足元に。 
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   ここからが正念場。
   滑って転んだらアウト、緊迫のステップ。 
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   ふ~、三国岳避難小屋。一気に緊張が解けます。
   此処で御沢から先行された方に追い着き、暫し休憩。
   トレッキングシュウズにスパッツ無しの彼、ここでリタイア。
   下山の判断、賢明です。
   三国岳からの稜線には真新しいトレ~ス。
   有難く頂戴して先を目差すことに。 
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   トレ~スは三名分、山靴にスパイク長靴かな?
   ラクをさせて戴き、ただただ感謝。 
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   トレ~スがあるとは言え、雪の飯豊。
   緊張のステップが続きます。 
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   精悍、牛首山。 
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   疣岩山。 
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   種蒔山、そして飯豊本山。
   福島、山形側は恭敬の雲。
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   なれど西方は・・・。 
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   雲のことは雲に任せ、
   一歩一歩慎重に辿れば・・・
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   そこには・・・ 
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   朗暢・・・ 
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   礼容の・・・ 
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   お山が、堂堂。
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   言葉なく、見呆けます。 
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   地蔵岳へと走る稜線。 
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   種蒔山の歓迎。 
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   親迎の宙そら 
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   斜面には雪の華が満開。 
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   心うきうき、雪径にステップ。 
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   三国小屋からのトレ~スの主は、切合小屋へは寄らず、
   分岐から御坪/大日杉方面へと右折しています。なるほど、
   大日杉~五段山/牛ヶ岩山経由の周回ということでしたか。
   ここまで随分と助かりました、有難う~。
   *何とトレ~スの主は山友のだいちゃん、しみけんさん、りょうさん達
     であることが判明(11/6)。会いたかったなぁ~。
 
      
   分岐からは全くのヴァ~ジンスノウ、
   此処から先、上には誰も居ない。
   ちょっと寂しく?切合小屋に到着。
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   草履塚が迫ります。 
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   西方には強情な寒気。 
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   雲の思うがまま、大日岳。 
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   お腹も空きました。
   小屋に入ってカップ麺でも食べましょう。
   入り口は雪の吹き溜まり、入れそうもありません。
   梯子を伝って二階の窓から。 
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   『後編』に続く。