『その1』からの続きです。
種子の採取は30分程で終了。
この余裕、大収穫かな?

班ごとに作業の現場が示されます。

みんな別れて、それぞれの現場に向かいます。

一、二班は合同で最上部。
一斑の井上班長は統括リーダーのため別働、
代わって、二班の清水班長がオリエンテ~ション。
みなさん聞き入ります。

水が勢いよく下部へと流れてしまわぬよう
水道みずみちによって流れを草叢へと導いているのですが、
一緒に土砂が流れ込んで叢が侵食されてしまう惧れが
あります。
そこで椰子の繊維を詰め込んだ椰子の土嚢を、
やや堰きとめる形に配置して、
土砂を濾すフィルターにします。

こんな感じかな。

こちらはネットに小石や繊維を詰め込んで簀巻きにし、
水道の堤に。
土砂を堆積させるために様々な知恵を総動員です。

照れ屋のレンジャ~、Hさん。

作業を見守るお山。

お山からも雲からも、
保全という振る舞いに、優しい視線が注がれます。

様々にイマジンする井上さん。
あれはこうだから、これはあ~しないと・・・。

勾配が増す所はエネルギ~の合戦場。
修復の難所です。

何とか歩行路を固定させたい・・・
歩く人の心理を読んで足を置きたくなるような石の配置をと、
力が入ります。

これでどうだべ。

あれこれ試行錯誤。

きめ細かな配慮も。

マイスタ~清水の厳しい目が光ります。

ここにもネットに小石や詰め物をした簀巻きを。

改良に改良を加えます。

以前貼った旧い緑化ネットが土壌と一体化してきています。
登山者が知らずに踏み込めば、発芽が阻害されてしまいます。
一体化してきたことの副次効果で
土砂の動きが抑えられていますから、
この上に更に新しいネットを貼って重畳させれば、
より植生の復元が期待されます。

ん~、もう一枚持って来て~。

難工事が続きます。

ふと見渡せば、花園。赤、青、黄、白、・・・
登山道に色とりどりの保全の花が咲き溢れます。
ひとり一人、精一杯の純情。ひとすじの気持ち。
お山が嘉しています。

マイスタ~清水も加勢します。

それぞれの作業も終盤を迎えました。

余裕のお三人さんをパチリ。
だいちゃんと亀山さん、
一緒のショットは初めてですか?