あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊保全資材荷上げ 2012年9月2日

 担ぎ上げた資材を掘れた登山道に置いて、ミッション完了。
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 今日(9/2)は、飯豊へ。
 9月22日に梶川尾根で予定されている飯豊連峰保全連絡会の合同保全作業。
 そこで使用される資材(土嚢や、緑化ネット)を、微力ながら、
 来たくても来れない多くの方々の想いと一緒に、がせて頂きました。
 
 HP『飯豊朝日連峰の登山者情報』上に「荷上げのお願い」が
 載せられました。
 こういうことになると変にモチがやける困った私です。
 9/2は高柴山を見回る予定でしたが、思案して、急遽、次週に繰り延べ、
 いざ、天狗平へと相成りました。
 飯豊をこよなく愛するたくさんの方々の、
 その善意によって支えられている保全作業。
 お山への日頃の感謝の念いが、またある種、使命感にも似た思いが、
 遠路のアプローチを忘れさせます。
 いろいろが色々で、体調がイマイチ万全でありませんでしたが、
 無事、ミッションを果たし終えることが許されました。感謝です。
 縁あって同行させて戴いた nashimoto さんへ、満腔の感謝を込めて、
 「お疲れ様でした~!」。

(天狗平05;45頃発~07;15湯沢峰~08;40五郎清水~09;54梶川峰~11;35地神山~12;32丸森峰~14;40天狗平着)
  
 
   天狗平『登山届出所』の脇に車を停め、
   早朝から登山者指導に当たっておられた小関さん
   (小国山岳会)にご挨拶。
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   其処にもう一人、
   何と昨年の朝日連峰での緑化ネットの荷上げの際、
   銀玉水の処でお会いしたnashimoto さんです。
   力持ち!の nashimoto さん、
   今日は飯豊の荷上げをご一緒することに。
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   『登山届出所』の中には、
   椰子の土嚢や、麻の緑化ネットが小分けにされ、
   きれいに袋詰めされて置かれています。
   緑化ネットの方は小さくザックを選びませんが、
   土嚢の方はかさがあり、入れるのに大変そう。
   間口の小さなザックでは入らないかも。
   私のザックにはぎりぎりで何とか入りそうです。
   後の方のことも考え、土嚢の方を担ぐことします。
   (重量的には、何とも軽くて申し訳なのでが…)
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   60リットルは入る私のザックですが、
   個人装備も入ってパンパンです。
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   出発前、nashimoto さんとツ~ショット。
   (聞けば何と同い年)
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   梶川尾根へと招き入れられれば優しい朝陽。
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   初っ端からの急登に汗が吹き出ます。
   nashimoto さんは荷が自在の背負子。
   緑化ネットも括り付けて奮闘です。
   私の方が軽くてゴメンナサイ。
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   湯沢峰に到着。かなりの大汗。
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   稜線を望めば何とか~。
   でも雲がどんどん湧いて来ます。 
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    鞍部中央部にかろうじて梅花皮小屋。
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    飯豊本山はやや雲に掠められ、
   でもダイグラからの大きなエ~ル。
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   滝見場に到着。石転びには白龍が健在。
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   峡谷には梅花皮大滝。 
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   石転びの白龍、処々に創痍あり。 
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   汗で全身ぐしょぐしょになりながら、
   頭の中は五郎清水の、あのキ~ンと冷えた水!
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   荷をドサっと降ろし、さぁ、五郎清水へ~。 
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   倉手の山が背を押し上げてくれます。
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   ふ~、梶川峰に到着、nashimoto さん。
   稜線は雲で賑やか。 
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   出過ぎですが、私も。 
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   集積箇所の目印、小池の脇に土嚢袋が一つ。
   昨日の荷上げ、ハタノさんですね~。
   でも、『お願い』には、
   「そこからケルンに向けて登り始める所の掘れた溝に」、
   とあります。
   ハタノさん、勝手に申し訳ないですけど、
   もう少し上に移動させて頂きますね。 
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   ハタノさんが荷上げした分と今日の分を重ね、
   その上に重そうな石を置いて、ミッション完了です! 
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   おにぎり食べて大休憩。マツムシソウがねぎらいます。 
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   さて、丸森尾根へと周回します。
   扇の地紙には小雨。 
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   地神山。
   手前から少し太腿に違和。
   ペ~スを落として様子見。
   そう言えば、
   睡眠をよく取れないまま来ちゃったなぁ~。
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   ペ~スを落としてゆっくりし始めると、
   お花が語りかけてくれました。 
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   やさしいねぎらいとエ~ルにほっこり。 
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   そしたら何とイイデリンドウが!
   今年はタイミングを逸し、あきらめていましたが、
   今日のご褒美、一輪だけ咲いててくれました。 
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   この花に会わせたくて、
   お山は私の太腿を抓ったのかも知れません。
   ありがとう・・・。 
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   ガスで何も見えませんが、エブリにご挨拶。(笑) 
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   下界は予報通りの晴れ模様。 
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   丸森峰に到着。
   太腿の違和、下る分には何とかOK. 
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   先ほど汗を滴らせた梶川尾根を右に見ながら、
   ゆっくり降ります。
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   丸森の降り、緊張の連続。
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   飯豊山荘、天狗平ロッジの屋根が。
   もうすぐ緊張が解かれます。 
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   丸森尾根の終点、飯豊山荘前の道路が目の前に。
   下山終了~。 
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   ミッションを果たし了え無事の下山、
   nashimoto さん、お疲れ様でした。
   お山に、感謝、感謝の最敬礼。 
 
 
 
    Fin