あるく

~山の恵みの備忘録~

磐梯山/時序 2012年8月25日


 今日(8/25)も磐梯山

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 高線量に悶々とするK市のカブスカウトの子供たちが、
 続々と、磐梯山頂に上がって来ます。
 中学時代、ボーイスカウトだった私には、
 彼らの姿が微笑ましく、つい、三つ指の敬礼。(笑)
 お山も、彼らの歓声を聞いて、嬉しそうです・・・。
 でも、「集団登山」はめっきり減りましたね。
 中学時代、阿武隈の山間にある我が母校ですら、
 一年時の磐梯登山は恒例でした。今は、廃れて久しい。
       
 「登山」は訓えます、・・・
 あれがあれば便利、これもあったら快適と荷物を増やしても、
 自分が背負わなければならないわけで、その過剰が、貪欲が、
 自身の肩を締め付け、息を荒げさせ、体力を奪い、
 地面に敗け伏さすことになる~だから、
 「必要」なものだけで「十分」に。
 そこのけ其処除けと威勢で歩けても、
 その辺の浮石に転んでケガすれば
 「誰がこんなとこに石を置いたんだ!」と怒れない。
 自身の一歩一歩は誰のものでもない自分の一歩。
 責任という言葉は自身の尊厳のためにこそ。
 
 「パソコン持ってりゃ、おいらは王様、
 ゲームでワクワクさせてもらえるし、
 インターネットで世界中が手の中さ、
 ~でも、あんなに近くに見えていた山頂なのに、
 息は絶え絶え、汗ダラダラで、へとへと~」。
 山頂に着けば、
 どんなエアコンよりも優しい風が吹き渡り、
 空はどこまでも碧く大きく、
 雲は、自在に、自由に流れ、
 花から、草木から、岩から、
 大きなエ~ルが体中に注がれます。
 見下ろせば小さな町並み、
 その中の塵、でしかない小さな自分。
 ぜ~んぶ、一体、誰が造ったんだろう?
 ・・・・・・・・
 みんな『原発』後の文明を建てるのに大切なことばかり。
       
 
 小さな体の大きな心に、
 お山は何を語りかけてくれるのか・・・
 そのことに思いを至す方が一人でも増えますように。
         
     
       
 
 
 
 
 川桁山に背中を押されて、猪苗代スキー場を発ちます。
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 キラキラとした朝の挨拶。 
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 朝陽に導かれて。 
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 櫛が峰が誘います。 
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 沼の平へ。 
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 いつもの場処に少憩。 
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 清清しいエ~ル。 
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 先ずは、櫛が峰。 
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 岩肌を朝陽が優しく照らします。 
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 途中で本峰を望見。 
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      だいぶ雲が湧いて来ています。
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    裏へも少しずつ、雲が。     
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           ウメバチソウが楚々。 
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    お山の朝の洗顔?タイムになりそう。 
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      一帯が雲に蔽われ・・・ 
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      火口の岩肌も潜めんと。 
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       西吾妻にもヴェ~ル。 
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 辺りが全く雲に蔽われると、鷹でしょうか、
 涼むかのように直ぐ上を旋回して、私を慰めます。 
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 つがいの鷹が、しばし、私と遊んでくれました。 
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 長居をしました。
 ガスは取れませんが、そろそろいとまを告げます。 
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 下り始めるとガスが退いて行くこの不思議。(笑) 
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      赤埴山が、「こういうときもあるさ」と。 
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      気を取り直して本峰を目指します。 
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    振り返って、櫛が峰。 
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       天狗岩、凛然。天を仰げと訓えます。 
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           お花、そのひとすじの気持ち。 
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 黄金清水には蝶が四匹、何やら「井戸端会議」?
 何をお喋りしているのでしょうか、愉しそうです。 
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 かなり細くなった弘法清水で水を補給。
 山頂を目指します。 
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     「ノゾキ」から。 
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 小さな花びらで「大」の字。
 気宇壮んなるダイモンジソウ。 
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 磐梯山頂に到着。
 先週の逆パタ~ン?櫛が峰がくっきり。 
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    湖面が夏の健在を謳います。 
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       出過ぎの私。 
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 暑いときは熱いラ~メンが一番!
 ~と意地っ張り。 
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 山頂が子どもたちで賑わいはじめましたので、おいとまです。
 
 お花のエ~ルを確と頂戴しながら。 
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           天狗岩にお花を副えて。
 
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           櫛が峰にも。 
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        何やらご満悦のお山。
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      しかし暑いです。樹陰に涼んで水分補給。 
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 ゲレンデトップ。
 今日は駆け下りる気力が沸き起こりません。(笑) 
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 のんびり下れば、蝶ののんびりが目に留まります。 
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        遠雷あり。でもこちらは大丈夫そう。 
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 何となんと、まだ元気に咲いててくれました、ミヤコグサ 
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 何とも高雅。
 6/18に此処で初めて出会って以来、
 このゲレンデで、毎回、目を愉しませ、
 エ~ルで〆てくれました。 
 一般的には花期は5~6月。
 でもひとすじの気持ちが猛暑を貫きました。
 たくさんのエ~ル、ありがとう。 
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 無事の下山、感謝です。 
 
 
 
 Fin