今日(8/25)も磐梯山。

高線量に悶々とするK市のカブスカウトの子供たちが、
続々と、磐梯山頂に上がって来ます。
中学時代、ボーイスカウトだった私には、
彼らの姿が微笑ましく、つい、三つ指の敬礼。(笑)
お山も、彼らの歓声を聞いて、嬉しそうです・・・。
でも、「集団登山」はめっきり減りましたね。
中学時代、阿武隈の山間にある我が母校ですら、
一年時の磐梯登山は恒例でした。今は、廃れて久しい。
「登山」は訓えます、・・・
あれがあれば便利、これもあったら快適と荷物を増やしても、
自分が背負わなければならないわけで、その過剰が、貪欲が、
自身の肩を締め付け、息を荒げさせ、体力を奪い、
地面に敗け伏さすことになる~だから、
「必要」なものだけで「十分」に。
そこのけ其処除けと威勢で歩けても、
その辺の浮石に転んでケガすれば、
「誰がこんなとこに石を置いたんだ!」と怒れない。
自身の一歩一歩は誰のものでもない自分の一歩。
責任という言葉は自身の尊厳のためにこそ。
「パソコン持ってりゃ、おいらは王様、
ゲームでワクワクさせてもらえるし、
インターネットで世界中が手の中さ、
~でも、あんなに近くに見えていた山頂なのに、
息は絶え絶え、汗ダラダラで、へとへと~」。
山頂に着けば、
どんなエアコンよりも優しい風が吹き渡り、
空はどこまでも碧く大きく、
雲は、自在に、自由に流れ、
花から、草木から、岩から、
大きなエ~ルが体中に注がれます。
見下ろせば小さな町並み、
その中の塵、芥でしかない小さな自分。
ぜ~んぶ、一体、誰が造ったんだろう?
・・・・・・・・
みんな『原発』後の文明を建てるのに大切なことばかり。
小さな体の大きな心に、
お山は何を語りかけてくれるのか・・・
そのことに思いを至す方が一人でも増えますように。
川桁山に背中を押されて、猪苗代スキー場を発ちます。

キラキラとした朝の挨拶。

朝陽に導かれて。

櫛が峰が誘います。

沼の平へ。

いつもの場処に少憩。

清清しいエ~ル。

先ずは、櫛が峰。

岩肌を朝陽が優しく照らします。

途中で本峰を望見。

だいぶ雲が湧いて来ています。

裏へも少しずつ、雲が。

ウメバチソウが楚々。

お山の朝の洗顔?タイムになりそう。

一帯が雲に蔽われ・・・

火口の岩肌も潜めんと。

西吾妻にもヴェ~ル。

辺りが全く雲に蔽われると、鷹でしょうか、
涼むかのように直ぐ上を旋回して、私を慰めます。

つがいの鷹が、しばし、私と遊んでくれました。

長居をしました。
ガスは取れませんが、そろそろいとまを告げます。

下り始めるとガスが退いて行くこの不思議。(笑)

赤埴山が、「こういうときもあるさ」と。

気を取り直して本峰を目指します。

振り返って、櫛が峰。

天狗岩、凛然。天を仰げと訓えます。

お花、そのひとすじの気持ち。

黄金清水には蝶が四匹、何やら「井戸端会議」?
何をお喋りしているのでしょうか、愉しそうです。

かなり細くなった弘法清水で水を補給。
山頂を目指します。

「ノゾキ」から。

小さな花びらで「大」の字。
気宇壮んなるダイモンジソウ。

磐梯山頂に到着。
先週の逆パタ~ン?櫛が峰がくっきり。

湖面が夏の健在を謳います。

出過ぎの私。

暑いときは熱いラ~メンが一番!
~と意地っ張り。

山頂が子どもたちで賑わいはじめましたので、おいとまです。
お花のエ~ルを確と頂戴しながら。

天狗岩にお花を副えて。

櫛が峰にも。

何やらご満悦のお山。

しかし暑いです。樹陰に涼んで水分補給。

ゲレンデトップ。
今日は駆け下りる気力が沸き起こりません。(笑)

のんびり下れば、蝶ののんびりが目に留まります。

遠雷あり。でもこちらは大丈夫そう。

何となんと、まだ元気に咲いててくれました、ミヤコグサ。

何とも高雅。
6/18に此処で初めて出会って以来、
このゲレンデで、毎回、目を愉しませ、
エ~ルで〆てくれました。
一般的には花期は5~6月。
でも、ひとすじの気持ちが猛暑を貫きました。
たくさんのエ~ル、ありがとう。

無事の下山、感謝です。
Fin