あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山&二ツ箭山*和敬 2012年7月1日

 
       今日(7/1)は、
        阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』、
       及び、
        堂山王子緑地環境保全地域
       を見回ります。
       
       そのあと、二ツ箭山へ。
        お湿りも間々ありましたが、
       辿り着いた二ツ箭の一方の頂には、
        親昵の語らいのひと時。
                瑞々しい瀬音に暢然、満ち足りて、
        山路を了えることが許されました。
 
       感謝です。
        
        
 
 
 
             高柴山、門沢登山口から。
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       いつもの『元気の樹』。生気がみなぎります。 
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      予報は『曇り』。でも一雨きそうです。 
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            山頂部の迎候。アヤメ、典雅。 
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            精一杯のもてなし。
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          利便や快適といった言葉にだまされない、『懸命に
          無意識になるほど懸命に、各各自らを生きている』
          草草、花花。 
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       花の精去って、大地への凱旋を待つ形骸。 
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      訪れる者も無く、静か。 
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            ヤマツツジの精気を嗣ぐアヤメ。
            一帯は、今や、このアヤメの一群が主役。 
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       思いを尽くし、精神を尽くし、心を尽くし、力を尽くし了えて・・・
       静寂に浸ります。 
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        展望台も寂しそう。 
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       しんがりの勢が気張ります。 
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     雲勢増して、阿武隈の眺望を隠します。 
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        しんがりのどん尻を仰せ付かってか、英気を養う蕾達。
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         これはもう、一つの宇宙。 
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         花神、華采。  
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       何処までもエ~ルを発し続けて、栄えある姿。 
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       見回りを了えました。異状なし。そろそろ下ります。
       ヤマボウシと可愛い蝶の目送の礼に浴しながら・・・。 
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       感謝。 
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         時間的には前後しますが、堂山王子神社高柴山の
         前に。
 
         境内、周辺の常態に、安堵。
 
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      次は、二ツ箭山へ。
 
       高柴山を了える頃から降雨。いわき市小川に着く頃には
       一旦上がったものの、また雨つぶ。二つの矢竹にも雨雲が
       絡まります。山の天気は変わり易い?・・・・傘を差して出発
       です。 
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      『御滝』。
      見事な変容~。すっかり涸れていたのに、復興?復活?再生?
      何はともあれ慶賀すべき事。いがった、いがった。 
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         水が、論理というものを熔かしてゆきます。 
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             『 水のおとがきこえる
              水の音のあたりに胸をひたしてゆくと
              ながされてゆくと
              うつくしい世界がうっとりとあかるんでくる 』
              八木重吉
 
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         沢を離れ、山脊へと大汗かけば、岩場の屹立。 
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            頭の中は「カップ麺」!一途・・・(笑)。
 
 
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       「さぁ、カップ麺食うぞ~」と岩頂に辿り着けば、昼寝をされてる
       方が。ムックリ起き上がれば、何と常連の H さんでした。
       お湯を沸かしカップ麺をすすりながら、しばし歓談。
        震災からの走馬灯、・・・流されたものへの愛惜、無我夢中の
       復興、それを「語れる」ようになった幸いが滲みます。        
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      暫くすると元気一杯の山ガ~ルが鎖場越えて登場。
      下で抜いたとき、少し足下が危うかったので、途中でリタイア?
      と思っていましたが(ゴメンナサイ)、何のなんの余裕です。彼女も
      語らいの輪に加わってしばし愉しいひと時。 
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      お喋りを愉しんでいるうちにガスは退散。男岩がお目見えです。 
 
 
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          この真下から、鎖、ロ~プを頼りに攀るのです。
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        月山が風光に加わります。水平線は、残念ながら。 
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     下りは三人で沢コ~ス。修験台から二つの矢竹を望みます。 
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             ロ~プを頼りに慎重に足を落とせば・・・
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      沢床にストン。 
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           震災で崩落した岩、累々。まだまだ疎まれた存在
           です。これにコケでも生えれば常態の仲間入り。 
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           この寂けさに打たれ、また彷徨いに来てしまい
           ました。 
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           樹々の時間、水の時間、岩たちの時間・・・
           それぞれの時が流れます。 
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          今度は水を逃がさないでね、御滝。 
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           無事の下山、感謝。 
 
 
 
 
 
                         Fin