あるく

~山の恵みの備忘録~

初蔵王行 2012年5月21日

 薄っすらと朝日の連嶺がお出迎え。
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 今日(5/21)は蔵王
 月曜が休日ということで、お誘いに甘え、 
 猪苗代の吉田さんの蔵王行に便乗させて戴きました。
 金環日食の誘惑に負けてしまった御方はほっておき? (笑)
 福島市のSさんを交え、最強の布陣で臨みます。
 
 車でほとんどの標高を稼いでしまうとは言え、
 初めてのお山は、やはり、何やら緊張です。
 山頂直下まで延びる有料道路にリフト、ロープウェイ~。
 過剰と言える『文明』の波に、ちょっと呆然。
 山頂には小さな石の祠のひとつあればいい、・・・
 なんて思うのは私だけかな?
 
 でも、お山はお山、泰然として。
 穏やかな風を浴びて悠々と、
 稜線を闊歩することが許されました。
 感謝です。
 
     
 
 
 
 
 今日は刈田岳の山頂を踏み、
 ~熊野岳~地蔵山~三宝荒神山を巡って
 刈田岳直下の駐車場に戻ります。
 
 出発すると直ぐに目に飛び込んで来た「御釜」。
 色岳に抱かれる姿は、吾
 妻は一切経山に抱かれる五色沼を髣髴。 
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 「御釜」と言葉を交わしながらの稜線漫歩。
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 少し歩いて熊野岳に到着。
 蔵王連峰主峰です。風はおっとり。 
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 次に中ほど左のピーク、地蔵山を目指します。 
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 さすがにウィ~クデイ、行き交う人は疎らです。
 やっと出会った方にお願いしてパチリ。
 Sさん、吉田さん、私。後ろは熊野岳 
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 のんびりゆっくり地蔵岳。天気に恵まれました。 
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 地蔵山から蔵王ロ~プウェイ山頂駅を目差して下ります。
 この辺り一帯があの有名な樹氷群を現出させる場処だそうな。 
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 三宝荒神山へと分け入って、地蔵山を振り返ります。
 樹氷の群れ、いつか見てみたいものですね。 
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 三宝荒神山でランチタイム。ご馳走様でした。
 感謝。 
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 いよいよ戻ります。 
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 往路を少し隔てて巻きながら。雪の感触が心地よく。 
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 ~~ツガザクラでしたか。花の名前に弱い私です。 
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 地蔵山を過ぎると熊野岳が誘います。 
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 愉快な雪形。 
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 道標や石畳がこのお山の歴史を物語ります。 
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 熊野岳の頂稜に起てば、
 五色岳、刈田岳そして南蔵王が開けます。 
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 何とも剛健そのもの、熊野岳避難小屋。 
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 お山がお山であることの尊厳・・・ 
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 心を尽くし、思いを尽くし、精神を尽くし、力を尽くして。 
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 それは滴る汗、筋肉の収縮、心肺の呻吟。 
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 本日は、それがありません。 
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 流れ来るガスに哀韻を覚えてしまうのは、その負い目故か。 
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 御釜の響(こえ)が届きます・・・。
 「蔵王」の「蔵」とは
 「かくす、おさめる、いだく」また「ふかい、おくぶかい」
 の意。
 (「権現」とは「権<かり> の姿で現われた神仏」の意だそうな)
 を不忘山に奉還し、周辺を修験の行場として宣して以来、
 めぐり巡ってこんな繁華になるなんて、
 役行者さんはを丸なさるかな?
 お山は、「我関せず」。わらって見ておりました。
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 終点間近。無事「下山」?
 でも、来て、見て、良かった。感謝、感謝、感謝。 
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 帰路、吉田さんの案内で、
 白石市は小原にある『材木岩』を訪ねることが出来ました。
 (国の天然記念物)
 白石川左岸に長さ100m、高さ200mに亘って
 石英安山岩角閃石に属するという岩脈が、
 五角、六角、多角の柱状節理を示しています。
 崩落の痕が生々しく認められますが、
 これは震災の所為でしょうか。
 
 
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 自然の妙なる造形。 
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 静かな時間が流れています。 
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 材木というか、トコロテンの様でもあるし。(失礼) 
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 言葉なく、・・・見入ります。 
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 良い所に案内して頂きました。感謝。
 
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 Fin