『れくいえむ/磐梯山東尾根(前編)』からの続きです。
東尾根を了え、一息。
沼の平、櫛が峰が眼下に。
南へ落ちる稜に乗りました。
さて、山頂へ。
見えているピークは騙し、本物は其の先です。
深雪に足を捕られナンギ、難儀。
でも顔の筋肉はゆるみっぱなし?です。
「騙し」の脇を通り越すと、
眼前に、正真正銘の磐梯山頂が。
山頂まであとちょっと…。
一息入れて振り返ります。
雪を被った祠、磐梯山頂に到着です。
此処までの道程もそうでしたが、
山頂部も雪の着き方が今までと違っています。
風向きが季節風に限らなかったからでしょう。
雪に埋もれた山頂部。
山頂から櫛が峰。
祠を背後から。
エビノシッポの発達がそれほどでありません。
もう3月、厳冬ではない…。
さて、下りましょう。
お山の上では陽が雲とコラボで鎮魂の日輪。
有難う~。
北面にトレ~スなし。
こんな佳い日なのに独り占めです。
櫛が峰が陽光に無邪気に応えます。
東壁の衛兵岩、
雪が着いているので此処まで近寄りましたが、
これ以上はキ・ケ・ン。
猫魔ガ岳、雄国沼方面。
やさしく見守る、日輪。
中間まで下降、山頂部を見上げます。
お山の祝福が総身に。
後ろ髪が引かれます。
岡部小屋の屋根が見えて来ました。
振り返れば、お山の精爽。
弘法清水に到着。
本日、やっと、人に遭遇しました。
お山のプロ、ガイドの大竹さん、この山の身内です。
単身、スノーシューでの力強いステップ。
私です。
大竹さんに撮って頂きました。
感謝。
しばし談笑、大竹さんは敢然と山頂アタック。
足にこれ以上負担をかけたくないので、
大竹さんの上りのトレ~スを有り難く頂戴しましょう。
櫛が峰が私の善戦をねぎらいます。