今日(12/25)は二ツ箭山へ。
X≒0.43μSv/h
だそうな。( X とは登山対象エリアの許容放射線量 )
*計算式は、
(8+0.4×16){Z(X-0.04)+Y(365-Z)}=1000-a(μsV)
X=登山対象エリアの許容放射線量(μSv/h)
Y=居住地域の放射線量のうち
福島第一原発事故によって増加した線量(μSv/h)
Z=年間山行日数
a=食物由来の年間内部被爆線量(μSv/h)
なるほどなあ、外野席にいる編集部らしい物言いだわなあ。環境放射能の値が、この「X」の半分程のわが町はともかく、2倍、3倍を日常的に浴びている郡山市や福島市のみなさんは、この数字を見て、どう思うだろうか・・・。この二ツ箭山など、1μSv/hを優に超えているのだが、そんなお山に登るのは、「許容できるリスクの水準」を弁えない愚かな振る舞いということなのか。
登山という振る舞い自体、「リスク」の塊なのだけれど、放射線による「リスク」が異質であることは間違いない。
流行には縁のない私も周りに圧されてついに catch a cold.
何やら温かそうな陽気ではありますが、
空気は冷たく、身体を warm up させるため早足で出発です。
御滝にはやっとやっとの水の滴り。
元気だしてね~。
〆張場までは快適に沢を辿ります。
途中、常連のお二方に追い着きましたが、ゆっくりでは身体が冷えてしまいそう、お先に失礼させて頂く事に。
〆張場で斜面へと折れ、山脊へと喘ぎの急登です。
山脊には雪の名残。
男岩の岩峰が見えて来ました。
男岩、女岩の基部へと突き上げる鎖場に到着。
汗ばんで身体はポカポカ。
宙へ向って息が弾みます。
基部に上がって月山にご挨拶。
もうひと分張り、女岩が立ちはだかります。
女岩の途中から男岩。
~そしてキラキラと輝る太平洋。
女岩のテラスには人影なし。寂しいですが?独り占めです。
洋(うみ)は陽の光を無邪気に照り返します。
今日は奮発して?鍋焼きうどんです。
鍋焼きうどんを食べ了える頃には、常連さんたちもテラスに到着です。いつもの賑わいに。
汗と一緒に風邪っ気を吹き飛ばそうとも思いましたが、
どうも脱けません。お喋りを辞して下山です。
往路を戻ることにして、男岩と言葉を交わします。
震災で岩が崩れ少しスリムになった女岩。
鎖場の下降も無事クリア~。
岩が露わの急斜面を沢へと下ります。
沢に降り立てば清冽。水の清さ、光と戯れ。
水が「寒」によって凝結したもの・・・、早く言えば氷。
何とも不思議な水素と酸素のマジック。
岩肌にもぴったり張り付いて、
「寒」のご機嫌を伺います。
この凝結、水の「精」。
水の精と小枝の精とのコラボ・・・。
「寒」は水の「精」を顕わに。
渓を愉しみながら。
陽の明暗は森の精を現前。
元気のない御滝にエ~ルを。
鼻水ジュルジュルながら、無事の下山、感謝です。
Fin