今日(9/17)は、大朝日岳へ、日帰りで荷担ぎに。
ここ数年、訪れることがなかった朝日連峰。
境遇に圧されてますます遠くモチは凋むばかりでしたが、
これをヘリで空輸する予定でしたが、叶わぬことになり、
人力で荷上げすることになりましたので協力を乞う旨の告知あり。
こういうことになると俄然モチがやける困った私。
早速、小国のHZU(井上邦彦)さんに照会の tel. 。
思わしくない天気予報にも、「何とかなっぺ」と脳天気。
かくて、久~し振りに朝日へ足を運ぶことと相成りました。
自分が担がせてもらったネットが、
お山の、植生が崩れて裸地化した場処に、その傷に、
謂わば絆創膏のように張られ、
緑の恢復へと、其処で良き働きをなしてくれるなら、
かいた汗ももって冥利に尽きるというもの。
お山もきっと嘉してくれるでしょう。
感謝です。
古寺鉱泉の手前にある駐車場に到着。
さてブツは?と暗がりの中、辺りをさがすと、ブル~シ~トに覆われた、
上質な部類のビニール袋に、大事そうに包まれた緑化ネットを発見。
書かれた文字を見ると種類は二つで、「7.5kg」と「3.5kg」。
以前、竜門小屋まで荷上げしたとき、
「3.5kg」のネットがザックにスポッと入って収まりが良く、
そのぐらいを考えて来ましたが、丁度しません。
ちょっと欲張って「3.5kg」×3を試してみましたが、
小分けにした所為か、緑化ネットに空気が入って膨らみ、入り切れません。
無理して入れれば、個人装備を減らさざるをえなくなります。
他の方は知りませんが、私は荷上げの時でも、
フル装備を減らすことはしないようにしています。
今回はザックに少し隙間が出来てしまいますが、
この「7.5kg」様を、宅急便となって、大朝日小屋までお届けすることに。
古寺鉱泉。歴史を感じさせます。
今まで朝日鉱泉や日暮沢からのコ~スばかりでしたので、
ここから朝日に分け入るのは初めてです。
この古寺からのコ~スに人気があるのが頷けます。
勾配が緩い上に、
こうしたほぼ水平な移動が随所に織り込まれ、
体に優しい・・・。
水が欲しいなぁと、ちょうどいい具合に一服清水。
今日の天気に期待は出来ませんが、時折、陽が差して。
樹間に古寺山が。
分岐でハナヌキ峰、
日暮沢からの路を合せます。
気分は逍遥。
途中で折れかけたけれど、立ち直って、再び太く強く、
…そんな樹の生涯が彷彿。
障子ヶ岳、不羈。
月山、清澄。
大朝日の寵臣・小朝日岳。
古寺山の山頂に到着。
曇りとは言え、主稜線が一望です。
威風堂々、貫禄の大朝日岳。
中岳~西朝日岳~竜門山~と稜線が繋がって。