今日(9/10)は、磐梯山へ。
気が置けない山はいい。
ただ歩きたいとき、
あれこれの物色が要りません。
歩くこと。
頭も手も有能です、役に立ちます。
でもどこか浮き腰です。
足は大地が根拠。
だから、歩くことがいちばんすばらしい・・・
そんな思いを雲に、お山に、戴いて。
感謝です。
(猪苗代スキー場駐車場発04:20~06:54櫛が峰07:52
~09:00磐梯山頂~11:40猪苗代スキー場駐車場着)
予報に午後からの乱れもあり、午前の下山を目指し、夜明け
前の出発です。まだ、猪苗代の町は眠っています。
雲はいいなぁ、変幻のあんないい色をもらって。
朝陽のモ~ニングコ~ルです。
山頂に湧いた雲が居座り?ます。洗顔中。
今度は洗髪?目を閉じて床屋さんにお任せ~の貌。
先に櫛が峰に寄りましょう。
往時の噴火に思いを馳せながら。
ちょっと、背を向けていた間に雲は大きく成長。標高1600M 辺りから上に
陣取ります。天狗岩直下に朝陽が。
こちら(櫛が峰)にも盛んにガスが湧いて。
お日様は頼りなさげ。
雲がお山を制しました。火口壁にはなんとか陽が入ります。
雲湧く櫛が峰山頂に到着。お日様のお出迎えです。
ウメバチソウが麗々しく。
私も櫛が峰山頂に居座り、飲み食いしながら、雲の振る舞いを観覧。
間隙をぬって、シャッターに手を。火口壁にスポットライトが。
雲の陰に、火口壁。
『 雲はゆく
雲はわたしのこころ
こころにうかんだ
こころの相(すがた)
この夕べ
わたしは見る
わたしの相(すがた)
空をゆく
うごく雲
うごくこころ
生くるこころ
生くるくも
静かな雲
静かなくも 』
(八木重吉詩集から)
うごめく雲、うごめく心。
青空の下、赤埴山、そして奥に猪苗代湖。
目を少し左に転じれば、川桁の山塊。
この山の悲哀。
風に乗る大きな雲。
1時間近く居座ってしまいました。そろそろ本峰へ。
お花にエ~ルをたくさんもらって、暇を告げます。
往く手をガスが洗います。
お山の懊悩、その痕跡。
ガスの盛大な見送り?
淡く薄く・・・。
火口の襞。
天を仰げよ、天狗岩。
雲払われて、櫛が峰。
分岐手前から、薄っすらと山頂が。
櫛が峰で1時間ものんびりしていたせいか、足は快調、弘法清水
に休憩せず、磐梯山頂を目指します。
中間点、「ノゾキ」からは東壁、東尾根、赤埴山、そして沼の平。
磐梯山頂に到着。出たがり?の私です。(笑)
蔽う雲は動きません。真下の沼の平が薄っすらと望めます。
おにぎりタイムを了え、下山です。
下る途中、「koizumi さんですか?ブログいつも
見てます」と声が。「???」と、きょとんの私。
お名前を伺うと、何と、このブログに何度かコメ
ントを寄せて頂いたことのあるigaguriatama さん
でした。出たがりが功を奏した?サプライズでし
た。
弘法清水。お土産に2リットル。
今日は、雲もせかせか。櫛が峰も現れたり、隠れたりと大忙し。
沼の平、いつもの場所で小休止。
山頂部は安定してきました。
お花のひとすじの気持ち。胸打たれます。
咲く、という本懐。
・・・そしてその自由なカタチ。
結構な暑さになってきました。葉っぱが眩しい。
ススキが、今はもう秋、を告げて・・・。
今日もゲレンデ直下。でも足もとは堅い重登山靴、小走りではつま先が
悲鳴です。のっしのっしと・・・。
今日は雲をたっぷり浴びて、お山もこざっぱり。よかったね。
安達太良から、エ~ルとねぎらいの響(こえ)が届きます。
ゲレンデをとことこ、無事、下山終了。感謝です。
Fin