「その1」からの続きです。
雲が払われ、大日岳が臨みます。

雲は伏して下がります・・・。

お山の意志が響き渡るかのように。

このお山の意志を前にすれば、
折れ曲がった私の意志など所在無く・・・。

「それでいい」、そう言って、また貌を隠すお山。
ああ、このために、ここまで私は来たんだ・・・。
不思議な安堵の情に浴して。

すっかり、胸も一杯になって。
もう下山してもいいかな~いやいや、ちゃんと山頂まで
行きましょう。
Ⅰ峰を下り、牛が首を通過。

ここもやっぱり御前坂。
酷な勾配にガツンと挑戦です。
(と言っても、このまま直登ではありません、
巻きながら斜めにです。念のため/笑)

急登の喘ぎを静めます。

もうすぐ、山頂直下の肩に乗ります。

あの岩稜が山頂へ導きます。

大地の心はどこまでもやさしく。

肩に乗ります。

次は、ゴツゴツ岩だらけの瘠せた稜を辿ります。

このガスがなければ、シャッタ~押す手は大忙し。

惣十郎清水へと導かれて。

ちょっと越し方を振り返り、あとは一気に山頂へ。

大日岳山頂に到着です。記念にパチリの私。(11:06)

本日、やっと人間に会えました~。

今日のこの日、山頂を共にするのも何かのご縁。
パチリ。

周りは雲の宴会たけなわ。

雲に隠れていた西大日岳が貌を出してくれたので、
再びパチリの私。

西大日岳。あそこの山頂を踏んだのは2度。
今や熊の楽園でしょうか?

出来立てほやほやの雲が空へと飛翔します。