あるく

~山の恵みの備忘録~

鎌倉岳/恩恤 2023年2月4日

凛として、鎌倉岳。

 

 

今日(2/4)は、鎌倉岳へ。

先の週はタイミングを逸してしまい、久方振り?

ささいなブランクでも、足は重くなってしまうものです。(笑)

さて、この山の頂稜には岩峰が三つ突起しており、

山頂のある東端を一峰、西へ二峰、三峰と仮に呼ばせて頂くとすれば、

今回は、ちょっと気が向き、初めて二峰、三峰へも足を運んでみました。

 

 

田村市常葉町なる山根、萩平から。

登り始めると、山頂から激。

 

こちらは南面、雪は少な目。

 

可愛らしい?トレース。キツネ?タヌキ?

 

中腹で、鰍からの径を合せます。

 

樹間に山頂岩塊。優しく?招きます。

 

急登に、ハァハァゼェゼェ?

 

もう直ぐ、肩。

 

北側、小塚からの径を合せます。

トレースがありますが、昨日今日のものではありません。

 

ちょっと回り込んで・・・

 

鎌倉岳を頂きました。

 

曇り予報でしたが、なんの何の。登ってみなきゃわからいものです。

 

しばし、眺覧、周覧。

 

 

 

 

 

移ヶ岳の向うに、磐梯、安達太良、吾妻が一望できます。ありがたや。

 

移ヶ岳の彼方には、磐梯山

天狗岩をはさんで、大磐梯と櫛ヶ峰が睦みます。

 

大磐梯はやさしいまなざし・・・

この頃は、そちらへ行けてませんね。悪しからず、ご容赦。

 

そして、和尚山。

 

船明神、安達太良、矢筈ガ森、鉄山が仲よく居並びます。

 

すこし離れて、箕輪山。

 

さらに、東吾妻山、一切経山

(段々と霞んで、時間的には、ギリギリセーフかな?)

 

昨年9月でしたか、国連から、

『パリ協定』から大きく外れた軌道を彷徨う世界への呼びかけとして、

"United in Science"(『科学の下で団結を』)なる報告書が出されました。

ん~、でも、人類は、科学・技術の力、その発達に酔い痴れて、

資源を使い捨て、自然を壊して止まない生産体制と

人間をおかしくしてしまう様な社会をつくりあげてきたのでした。

はたして『科学』は、その本性上、団結の《象徴》!たり得るのか・・・

私はこれをあやしむ。

 

「罪とは、健全な社会人の、

その能力と自信の中にひそんでいる傲慢にほかならない」

と、どなたかが言っておられた。

片曽根山に雍れて、田村市船引の市街、

ここにもたくさんの存在と生活、喜怒哀楽とがあり、また、呻きが。

天と地とは、呼ばわります、

世界中の呻きから『新しい謙遜』が生まれ出でよと。

 

 

さて、いい時間を過ごせました。

どうも、今日は、お隣さんの二峰が「寄っていけ」と誘います?(笑)

雪がついていると、良いことと悪いこととがありますが・・・

 

とんでもない勾配を枝や笹にしがみ付いて?降ると・・・

 

なだらかな鞍部。

 

それなりに往来はある様で、笹が別れています。

 

二峰への詰めは雪がついて、デンジャラス。

遮二無二?上がってはみたものの・・・これ、無事にもどれる?(笑)

 

ふ~、二峰を頂きました。

 

このアングル、なかなかの丈夫(ますらお)ぶりではありませんか。

葉が落ち、雪をまとったこの時季がベスト?それで、呼ばれたのかな?

 

 

威儀を正して、凜。・・・ 自分もかくありたいものです。

 

大滝根山が、かくあれかしと。

 

さて、ちょっと寄ってもどるつもりでいましたが、

雪がついて、切れ落ちた、岩場の取付辺り。~よもやが過ります。

登れたのだから降りれるはず、は道理なのですが、

ロープ無しでは、イマイチ、良いイメージがわいて来ません。

せっかくですから?このまま三峰まで辿り、

ラクに降りられそうなポイントを探すとしましょう。

 

歩きやすいのは、雪がついたメリット。

 

お~、三峰! こちらもなかなかの面魂。

ん?そこの基部辺り、うまく降りられそう?

 

ヨッコラショっと、三峰を頂きました。この山の新しい世界。

 

これでちょこっと、この山の心根に触れたかな・・・

 

 

 

さて、降るとしましょう。

そこの基部から、斜面に着地出来そうです・・・

 

後は、枝や笹を頼りに?すたこら。

 

 

 

部落の方々の水源かな?~貯水施設を経て・・・

 

鰍からの登山道に出合いました。

 

分岐まで登り返して・・・

 

主人の帰りを待つ愛車のもとへ。

 

無事の下山、

恩恤の山路に

感謝、感謝、感謝。

 

fin

 

 

帰りしな、辿った頂稜(右から、一峰~二峰~三峰*仮称)を、まじまじと。