凛として、鎌倉岳。
今日(2/4)は、鎌倉岳へ。
先の週はタイミングを逸してしまい、久方振り?
ささいなブランクでも、足は重くなってしまうものです。(笑)
さて、この山の頂稜には岩峰が三つ突起しており、
山頂のある東端を一峰、西へ二峰、三峰と仮に呼ばせて頂くとすれば、
今回は、ちょっと気が向き、初めて二峰、三峰へも足を運んでみました。
田村市常葉町なる山根、萩平から。
登り始めると、山頂から激。
こちらは南面、雪は少な目。
可愛らしい?トレース。キツネ?タヌキ?
中腹で、鰍からの径を合せます。
樹間に山頂岩塊。優しく?招きます。
急登に、ハァハァゼェゼェ?
もう直ぐ、肩。
北側、小塚からの径を合せます。
トレースがありますが、昨日今日のものではありません。
ちょっと回り込んで・・・
鎌倉岳を頂きました。
曇り予報でしたが、なんの何の。登ってみなきゃわからいものです。
しばし、眺覧、周覧。
移ヶ岳の向うに、磐梯、安達太良、吾妻が一望できます。ありがたや。
移ヶ岳の彼方には、磐梯山。
天狗岩をはさんで、大磐梯と櫛ヶ峰が睦みます。
大磐梯はやさしいまなざし・・・
この頃は、そちらへ行けてませんね。悪しからず、ご容赦。
そして、和尚山。
船明神、安達太良、矢筈ガ森、鉄山が仲よく居並びます。
すこし離れて、箕輪山。
さらに、東吾妻山、一切経山。
(段々と霞んで、時間的には、ギリギリセーフかな?)
昨年9月でしたか、国連から、
『パリ協定』から大きく外れた軌道を彷徨う世界への呼びかけとして、
"United in Science"(『科学の下で団結を』)なる報告書が出されました。
ん~、でも、人類は、科学・技術の力、その発達に酔い痴れて、
資源を使い捨て、自然を壊して止まない生産体制と
人間をおかしくしてしまう様な社会をつくりあげてきたのでした。
はたして『科学』は、その本性上、団結の《象徴》!たり得るのか・・・
私はこれをあやしむ。
「罪とは、健全な社会人の、
その能力と自信の中にひそんでいる傲慢にほかならない」
と、どなたかが言っておられた。
片曽根山に雍れて、田村市船引の市街、
ここにもたくさんの存在と生活、喜怒哀楽とがあり、また、呻きが。
天と地とは、呼ばわります、
世界中の呻きから『新しい謙遜』が生まれ出でよと。
さて、いい時間を過ごせました。
どうも、今日は、お隣さんの二峰が「寄っていけ」と誘います?(笑)
雪がついていると、良いことと悪いこととがありますが・・・
とんでもない勾配を枝や笹にしがみ付いて?降ると・・・
なだらかな鞍部。
それなりに往来はある様で、笹が別れています。
二峰への詰めは雪がついて、デンジャラス。
遮二無二?上がってはみたものの・・・これ、無事にもどれる?(笑)
ふ~、二峰を頂きました。
このアングル、なかなかの丈夫(ますらお)ぶりではありませんか。
葉が落ち、雪をまとったこの時季がベスト?それで、呼ばれたのかな?
威儀を正して、凜。・・・ 自分もかくありたいものです。
大滝根山が、かくあれかしと。
さて、ちょっと寄ってもどるつもりでいましたが、
雪がついて、切れ落ちた、岩場の取付辺り。~よもやが過ります。
登れたのだから降りれるはず、は道理なのですが、
ロープ無しでは、イマイチ、良いイメージがわいて来ません。
せっかくですから?このまま三峰まで辿り、
ラクに降りられそうなポイントを探すとしましょう。
歩きやすいのは、雪がついたメリット。
お~、三峰! こちらもなかなかの面魂。
ん?そこの基部辺り、うまく降りられそう?
ヨッコラショっと、三峰を頂きました。この山の新しい世界。
これでちょこっと、この山の心根に触れたかな・・・
さて、降るとしましょう。
そこの基部から、斜面に着地出来そうです・・・
後は、枝や笹を頼りに?すたこら。
部落の方々の水源かな?~貯水施設を経て・・・
鰍からの登山道に出合いました。
分岐まで登り返して・・・
主人の帰りを待つ愛車のもとへ。
無事の下山、
恩恤の山路に
感謝、感謝、感謝。
fin
帰りしな、辿った頂稜(右から、一峰~二峰~三峰*仮称)を、まじまじと。