耳を澄ませば・・・
今日(8/5)は、 阿武隈高原中部県立自然公園『日山』(1,057M)を見回ります。
日曜日の予定でしたが、新盆の合同供養やワクチン等々が入り込み・・・
土曜日へ、さらに金曜日へと、繰り上げさせて頂くことに。
でも、天気は生憎ながらも、大勢のアサギマダラが迎えてくれ、
かえって、良かったかな?
このたびは、東北、北陸で線状降水帯が発生し、記録的な大雨。
各地に甚大な被害がもたらされました。
被災されたみな様に心よりお見舞い申し上げます。
幸い、私の所は、警報こそ発令されたものの、直ぐそばの川は、
上流部に雨は多くなかった様で、氾濫せずにすみました。
2019年の台風19号による被災を思い起こしました。
被災されたみな様は、これからが大変。泥やゴミとの悪戦苦闘・・・。
どうぞ、健康に留意され、ケガなどのないように。
いつもの上移は平地区公民館前に駐車させて頂き、いざ。
農道をのたりのたり。突き当りを右へ折れれば・・・
「日山」移登山口です。
霧雨の中、分岐へ。茂原からの道を合せます。
傘をさして、粋に?
しっとりと、いい雰囲気。
この山でも、大勢のギボウシの頌歌・・・
singin' in the rain~
鳥居をくぐって山頂に着くと、神社には息んでおられる方が。
私も一息入れて、歓談、四方山話?
パンをかじりながら、自作の『鬼ヤンマ君』を紹介すると、興味津津?
途中、アブが寄っては来たものの絡むことはなかったので、効果有りかな?
~あくまで、個人的な感想です。(笑)
すると、アゲハ君が遊びに。
今度は、アサギマダラ君が二羽、来訪。
あなたは風天、旅する蝶。吸蜜し、「渡り」の体力をしっかりつけよう。
さて、山頂広場へ。
そこは、ナデシコ、ツリガネニンジン、ギボウシ~が繚乱の花園。
アゲハ君は食事に夢中?
展望台に上がって、眺覧、周覧・・・するも、辺りは乳白色の世界。
これもまた善き哉。
一帯を、見回ります。
山百合にご挨拶して・・・
展望岩へ。
一帯に異状のあるなく、安堵。
いい時間を過ごせました。
そろそろ、帰るとしましょう。
後は、すたこら。
すると、天王平では、大勢のアサギマダラが輪舞、円舞。
中には、人懐っこいペアが・・・。
近づいても逃げることなく、「撮って!」と。
この小さな体で、2,000km以上を旅するとは、~何故?
「ほんとうに
しぜんに詩のうまれる日は
じぶんみずからがとおといものになったとおもう
いのちがあることがたしかにかんじられる
みずからがかみのこころの窓となり
わたしのうたは
わたしのもつかみの観念とおなじたかさからながれいずる」
とは、詩人、八木重吉の言葉。
(『八木重吉詩集』より)
春には南から北へ、秋には北から南へ~旅するハート。
あるいはそれがかれら、アサギマダラの詩であり、頌なのだろう。
それはかれらが有つ「かみの観念」からほとばしり、ながれいずる。
わたくしにはあるくことがとおとく、いのちであるように、
かれらにはとぶことがとおとく、いのちであるのだろう。
わたくしとかれらは作者によって連帯する、言わば、共に生きる仲間。
ああ、しかし、「かみの観念」を否む人間のおぞましさ、愚かさよ。
彼等からほとばしり、ながれいずるものは、悪意、悪事のカタログ!
人よ、アサギマダラに、かれらの真率に己の姿をうつしてみよ。
ありがとう・・・
会えて良かった、うれしかった。
雨は上がった様です。
移ヶ岳の、雲を透した、ねぎらいエ~ルに与って・・・
無事の下山、
精耀の山路に
感謝、感謝、感謝。
この偽物にダマされるスズメがいるのだから・・・
これにダマされるアブがいても不思議ではない。(笑)
fin