山頂展望台では衛兵の?ヤマユリが恭しく迎えてくれました。
今日(8/1)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』(884M)、
及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。
盛夏の里山(「低山」とは呼びたくない)、侮る勿れ。
今回は、心構えが杜撰、お山に思い上がりを窘められてしまいました。
さて、7月29日に件のワクチン接種、2回目を打って頂きました。
発熱、軽い頭痛等予想された副反応がありましたが、昨日でほぼ回復。
でも、今日はちょっと鎌を振り回しながらで、暑さに負けてしまう始末。
大休止で事無きを得ましたが、アブナイ、危ない・・・。
前回の道刈りから一ヶ月。その痕跡?があるにはあるのですが・・・
はい、ちゃんと鎌持参。いざ。
新たに覆い被さってきたものを、鎌で刈り払いながら進みます。
しかし、大量の汗。立ち眩みまで。
高柴山ならと、たかをくくり、塩分タブレットも持って来てない。
ちょっと体が変。
「休んでいきなよ」~ギボウシや・・・
トラノオにうながされ、大休止をとることに。
ふ~、息んで、休んで、体調回復。
暑いのに張り切り過ぎました。鎌を振り回すのは最低限に。
ゆっくり、ゆっくり、杉木と語らいながら。
ホトトギスの頌に耳清ませます。
途中から、登山道が水浸しで沢状態。やはり・・・
路を横切っている水径がつまって溢れています。
ちょっと手を入れてみましたが、どうしても少し漏れてしまい、根治に至らず。
これ以上はかなりの泥仕合?になりそうなので、これまで。
稜線が近づくと、心地よい風。有難い。
大勢のギボウシが、麗々しく迎えてくれました。
ここをくぐり抜ければ・・・
山頂部。
水石には、ヤマユリの鄭重なる迎候。
一帯を見回ります。
でかいなぁ。
ナデシコも溌剌。
展望台、着。
衛兵のヤマユリが凛々しい。
展望台に上がるのは後にして、見回りを続けます。
アゲハが飛んできて、しばしの間、遊んでくれました。
一帯に異状のあるなく、安堵。
展望台へもどって、ラーメンタイムとしましょう。
衛兵さんに礼して・・・
階上へ。
夏、阿武隈。しばし、眺覧、周覧。
さあ~て、お腹が空いた。コンビニで求めて来たちょっと贅沢なヤツ。
何を好き好んで、天日干し?
でも、雲さんと語らいながらのラーメンは格別。
ある新聞に、
「不幸というやつは斥候(せっこう)のように一人ではやっては来ない。
大軍でやって来る」
との、シェイクスピアは『ハムレット』の一節が引用されていました。
災難多発、「弱り目に祟り目」で開幕した五輪を憐れんでの援用かと。
コロナ陽性者の激増を、直接、五輪の所為にする向きもありますが、
デルタ株のポテンシャルを考えれば、微に間接的なものと言えるでしょう。
コロナは五輪を衝き、過剰なものをそぎ落としました。
メダルを目指すアスリートのパフォーマンスが画面に躍動しています。
「すべて競技者は何事にも節制します。
彼らは朽ちる冠を得ようとしてそうするのですが、
わたしたちは朽ちない冠を得ようとしてそうするのです。
わたしは目指す目標のないような走り方をしていないし、
空を打つような拳闘もしていません。
自分の体を打ちたたいて服従させるのです」
とは、新約書にあるパウロの言葉。
人の生き死に、それぞれのかけがえのない一生、その幸いこそは冠・・・
山を「歩く」。
その直観と体験との世界に無邪気に生きる者は、幸いなるかな。
"Grace be with you".
帰るとしましょう。
水石から、あぶくまの暢然。
「一雨降らそう」か?
後は、すたこら。
無事の下山、
山路の慈訓に、
感謝、感謝。
fin