あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/慈訓 2021年8月1日

山頂展望台では衛兵の?ヤマユリが恭しく迎えてくれました。 

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今日(8/1)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』(884M)、

及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。

盛夏の里山(「低山」とは呼びたくない)、侮る勿れ。

今回は、心構えが杜撰、お山に思い上がりを窘められてしまいました。

 

さて、7月29日に件のワクチン接種、2回目を打って頂きました。

発熱、軽い頭痛等予想された副反応がありましたが、昨日でほぼ回復。

でも、今日はちょっと鎌を振り回しながらで、暑さに負けてしまう始末。

大休止で事無きを得ましたが、アブナイ、危ない・・・。

 

 

 

堂山王子緑地環境保全地域を廻り了え、いつもの門沢登山口へ。

前回の道刈りから一ヶ月。その痕跡?があるにはあるのですが・・・ 

はい、ちゃんと鎌持参。いざ。

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新たに覆い被さってきたものを、鎌で刈り払いながら進みます。 

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しかし、大量の汗。立ち眩みまで。

高柴山ならと、たかをくくり、塩分タブレットも持って来てない。

ちょっと体が変。

「休んでいきなよ」~ギボウシや・・・

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トラノオにうながされ、大休止をとることに。 

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ふ~、息んで、休んで、体調回復。

暑いのに張り切り過ぎました。鎌を振り回すのは最低限に。 

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ゆっくり、ゆっくり、杉木と語らいながら。 

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ホトトギスの頌に耳清ませます。 

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途中から、登山道が水浸しで沢状態。やはり・・・ 

路を横切っている水径がつまって溢れています。

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ちょっと手を入れてみましたが、どうしても少し漏れてしまい、根治に至らず。

これ以上はかなりの泥仕合?になりそうなので、これまで。 

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稜線が近づくと、心地よい風。有難い。 

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大勢のギボウシが、麗々しく迎えてくれました。 

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ここをくぐり抜ければ・・・ 

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山頂部。

水石には、ヤマユリの鄭重なる迎候。 

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一帯を見回ります。

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でかいなぁ。 

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ナデシコも溌剌。 

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展望台、着。

衛兵のヤマユリが凛々しい。 

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展望台に上がるのは後にして、見回りを続けます。 

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アゲハが飛んできて、しばしの間、遊んでくれました。 

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一帯に異状のあるなく、安堵。

 

展望台へもどって、ラーメンタイムとしましょう。 

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衛兵さんに礼して・・・ 

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階上へ。 

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夏、阿武隈。しばし、眺覧、周覧。

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さあ~て、お腹が空いた。コンビニで求めて来たちょっと贅沢なヤツ。 

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何を好き好んで、天日干し? 

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でも、雲さんと語らいながらのラーメンは格別。

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ある新聞に、

「不幸というやつは斥候(せっこう)のように一人ではやっては来ない。

大軍でやって来る」

との、シェイクスピアは『ハムレット』の一節が引用されていました。

災難多発、「弱り目に祟り目」で開幕した五輪を憐れんでの援用かと。

コロナ陽性者の激増を、直接、五輪の所為にする向きもありますが、

デルタ株のポテンシャルを考えれば、微に間接的なものと言えるでしょう。

コロナは五輪を衝き、過剰なものをそぎ落としました。

 

メダルを目指すアスリートのパフォーマンスが画面に躍動しています。

「すべて競技者は何事にも節制します。

彼らは朽ちる冠を得ようとしてそうするのですが、

わたしたちは朽ちない冠を得ようとしてそうするのです。

わたしは目指す目標のないような走り方をしていないし、

空を打つような拳闘もしていません。

自分の体を打ちたたいて服従させるのです」

とは、新約書にあるパウロの言葉。

人の生き死に、それぞれのかけがえのない一生、その幸いこそは冠・・・

 

山を「歩く」。

その直観と体験との世界に無邪気に生きる者は、幸いなるかな。

 

 

"Grace be with you".

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帰るとしましょう。

 

水石から、あぶくまの暢然。 

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「一雨降らそう」か? 

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後は、すたこら。

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無事の下山、

山路の慈訓に、

感謝、感謝。

 

fin