天を仰げば、月天子の頌歌。
今日(12/6)は、阿武隈高原中部県立自然公園『日山』(1,057M)を見回ります。
未だにコロナ禍の収束が覚束ず、報道される感染者の数に兢兢とするばかり。
マスク、手洗い、3密回避は既に常識、社交上、思慮分別の要諦です。
ワクチンは肝要、徒や疎かにできませんが、やはり、『免疫力』かなぁ。
もし、ウイルスを怖じ恐れてstay home、山に登らなくなってしまったら、
わたしの体など、忽ち、疾患のカタログになってしまいそうです。(笑)
心と体の健やかさ、それは山からはこばれ、つらぬき、もたらされるのです。
いつもの、上移平公民館前に駐車。移ヶ岳に背を押され・・・
登山口へ。
冬枯れの径を、てくてく・・・
落葉を踏んで。
移分岐。茂原からの径を合せます。
のたりのたりの信足。樹々と語らいながら・・・
天王平。山頂が招きます。
あと、ひと踏ん張り。
山頂広場に着きました。
お天気に誘われたハイカーの姿が、ちらほら。
先ずは展望台に上がって、眺覧、周覧。
あぶくまの響に、耳澄ませます。
生憎、吾妻・安達太良の稜線は雲陰・雲裏。
のどかな、ひと時。愉しい山談義。
山頂部一帯を見回ります。
展望岩へ。
たたずめば、以心伝心。大地に合わせられ・・・
思想の交換です。
「馬を水辺に導くことはできるが、
馬にその気がなければ水を飲ませることはできない」
といった内容の格言?が、頭の片隅に。
"A man may lead a horse to the water, but he cannot make him drink (unless he will)".
以って、瞑すべしかな。
私が、"ほら生命の水ですよ"と示しても、渇いていなければ、それはただの液体。
飲むのは面倒くさい!と仰るのなら、どうぞご随意に。~私の役目は其処迄。
識った上で、何処へ突っ走ろうとも、それはその人の自由、責任です。
そこから先は、己の分をこえて思い上がってはなりません。自戒。
お山は響を合せて、肯ってくれました。
さて、広場にもどって昼餉とします。
高台の社に陣取り、いなり寿司とカップ麺。
あそこにもそこにも、団欒。
宙に、悪い念いをみんなすい取ってもらいましょう。
異状のあるなく、安堵。帰ります。
胎内くぐり岩をそそと。
陽精の祝福をうけ・・・
樹々と語らいます。
後は、すたこら。
鄭重なる目送に与って・・・
無事の下山、
心思の山路に
感謝。
fin