身繕いをして空を見上げれば、月天子。親昵の響。
今日(11/8)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』(884M)、
及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。
(ピン長を新調~今度は国産の定番品、お披露目です)
落葉の洋を游ぐ?
陽精の頌も、秋風の唸る響に敗けています。
まだ散らずに待っていてくれたモミジ。濃やかな機微。
水石に着けば、ひらける阿武隈~なのですが、今日は霞んでイマイチ。
山頂部、避難小屋を廻って・・・
展望台へ。
階上で、眺覧、周覧。
この時季としては何ともスッキリしません。
降りて、一帯を見回ります。
返り花。ひとすじの気持ち。
一帯に異状のあるなく、安堵。
水石に腰掛け、カップ麺。
ハイカーの姿が、ちらりほらり。
展望台へ戻るとしましょう。
山の秋、少年の心にはどんな象がうつされたかな。
しばし、山談義。
気象庁の定義に拠れば、秋は9~11月、冬は12~2月とか。
でも樹々の覚悟は既に冬。
さて、阿武隈においとま。帰るとしましょう。
落葉の絨毯は愉しいけれど、ピン長が食んでしまう・・・
空の頌に、歩を合せて。
千秋楽、艶やかな終幕です。
この潔さ。どこぞの大統領にこれがあったらなぁ。
「色厲しくして内荏かなるは、諸れを小人に譬うれば、其れ猶お穿ユの盗のごとき乎」
「表面だけははげしく、威勢がよくて、内実は、ぐにゃぐにゃと主体性のない人間、それは賤民のなかで比率を求めれば、最もみみっちい存在であるところの、こそどろのようなものだろうか」。
トランプさん、あなたの敗け方に、みんな注目してますよ。
天は何も言わない。混沌として運行しているようでいて、四季は自然に移ろう。
人間の言葉を超えた混沌、そこに秩序が厳然として存在し、進展している。
葉はその全き信頼によって色を得、潔く地に落ちるのだ。
「信」なき人間だけが、己の価値に拘泥する人間だけが、じたばた・・・。
葉っぱさんは、偉い。
後は、すたこら。
無事の下山、
寛泰の山路に
感謝。
fin