今日(8/23)は、鎌倉岳へ。
この頃は、猛暑。じっとしてても汗で体がじとじと。こうなったら?
開き直って、大汗をかきに。(笑)
この山は市内にあり、近場なのですが、9年ぶりです。
2011年3月11日の東日本大震災、東電福島第一原子力発電所事故により汚染、
同年11月の環境放射線モニタリングでは、山頂直下東側で10μSv/h以上でしたので
(10μSv/hまで計れるサーベイメーターで、「9.999」と計測不能~福島登高会)、
足が遠のいておりました。
私はここ数年日山でモニタリングを実施しておりますが、数値を見る限り、
半減期とは別な要因で空間線量がかなり減少してきてますので、
この山でも事態は同様ではないかと推察されます。
ただ、どこまでなら許容できるのか、されるのか・・・私には判りません。
因果なことです。
途中、車窓からの鎌倉岳は雲陰。
なので、以前、高柴山から望んだ鎌倉岳。(東北百名山)
そして、移ヶ岳からの鎌倉岳。
いざ。
あれ?こんなのあったっけ。記憶がすっかり飛んでます。
少し進むと、林床からにょきにょきと橙赤色の花が数多。
お~、キツネノカミソリではないですか。りっぱな群生です。
新しい発見。
花言葉は、妖艶だとか。
ちょっとペース速すぎる? 汗が噴き出ます。
鰍(kajika)からの径を合せれば、直ぐに石切場跡。
ここから更なる急登。
頂稜へ。
ちょっとペースを間違えた様で?ハァハァゼエゼエ。
息を整えていると、お一人下りて来られました。(hidaさん)しばし、歓談。
息は整いました。山頂は直ぐ其処。
変な足さばきを余儀なくされ・・・
鎌倉岳を頂きました。
陽精の祝福、雲の慰待に与ります。
パンをほおばりながら、しばし、黙想。
「だから、私はなんら意気消沈などしていない。
私の手では、よりよい世界へと船を送り出すに足る疾風を起こせないけれども、
しかし帆を張ってさえいれば、
風が吹き始めた時にその風に乗ることならできるはずだ」
とは、シュウマッハーの言葉。
そう、帆を張らなければ、何も始まらない。
りっぱな帆布でなくていい、継ぎ接ぎだらけのオンボロでいい。それに、
風のほうが帆をさがしているのであって、帆が風を探しているわけではない。
だから、ただ帆を張ればいい、風にまかせて。・・・
雲間に眺覧。移ヶ岳は生憎ですが・・・
龍子山が、かすかに。
そして、万緑はソナタを奏でます。
いい時間を過ごせました。感謝。
長居は無用。おいとましましょう。
頂稜に遊んで・・・
後は、すたこら。
ホタルグサのねぎらいエ~ルに与って・・・
無事の下山、
閑興の山路に
感謝。
fin
自宅に戻ると、インターネットで購入した地下足袋が届きました。
今日は長靴でしたが、これから活躍してくれるといいな。