今日(7/19)は、磐梯山へ。
件のキャンペーン、"Go To トラベル"が腰砕けになっています。
内心、其れ見たことか。あまりの楽観、能天気。税金なのにです。
観光業界の窮状は察するに余りありますが・・・
コロナ禍の下、どの様な「観光」なら可能なのか、それを探ること、
それが先決なんじゃないのかな。
私の場合、"Go To"と言ったら登山mountaineeringだけです。
お金に縁のない私ですが、でも、だからといって
山の入りを税金で助成してもらおうなんて、まず思わないなあ。
欺瞞、過剰にとっぷり浸かって、みんな麻痺してるのかな。
トラノオの鄭重なる目迎。
川桁山に激され、ゲレンデをのっしのっし。
赤埴の山脊に喘ぎます。
勇躍、沼の平へ。
キスゲが咲いている場処があります。誰かの遊び心?
さあ~て、櫛ヶ峰。呼ばれているのか、いないのか。
周りの按配からして、劇的な展開はなさそう。
でも、折角です。上りましょう。
陽精の親昵にいざなわれて・・・
櫛ヶ峰を頂きました。パン1個。
眺覧、周覧は、不可。岩陰の可憐が、慰待、慰撫。(iwaotogiri)
一瞬、空に頌歌。
でも、陽精は所在なさげです。
今日は、時間の裕取りなし。おいとましましょう。
バンダイ君を、カメラに収めます。
(此処には大磐梯相似形状石が静坐。敬意を込め、バンダイ君と命名?)
すると、このガスの中、物好きなお二人が来頂。(お互い様?)
しばし、歓談。
幽玄のなか下ると・・・
今度は若い衆が、三人。いやはや。
惰性の様に?大磐梯へ。
弘法清水小屋で、澁谷さんと歓談、四方山話。
ウスユキソウに鼓舞され、磐梯山頂を目指します。
山頂手前で、陽精の御出座し。期待したのですが・・・
大磐梯を頂きました。雲の親昵?・・・
ここでも花々の慰待、慰撫。
たまさかの祝福に、感謝。
さて、帰るとしましょう。
花々と、言葉を交わしながら。
「下山すると晴れ」はよくあること。 (笑)
「天を仰げ、天から生きよ」と、天狗岩。
こんな繊細を身につけたいものです。
いつもの場処で、ひと息。
雲ははらわれ、雄健の大磐梯。
お山の響・・・
天の響に、耳澄ませよう。
家の前の道を、毎朝、子どもたちが学校へ通っています。
昔は、キャッキャッと賑やかでしたが、今の子供たちは静かです。
彼らを待ち受けているとんでもない未来を感じているのかな。
今の大人たちの倫理に大きな欠陥があるために、ごめんなさい。
今の大人たちは、
国の借金がどれだけ膨らんでも、放射性廃棄物がどれだけふえても、
資源を使い果たし、環境が後戻りできないほどに破壊されたとしても、
・・・自分たちの「繁栄」のためならと、意に介しません。
未来をくいつぶしながら、未来の声を聞かないのです。
今の大人たちの倫理は、その構造は、
私が他人に認めてもよいと思う権利を自分が持つことに満足し、
正義の規則には他人も同様に従うという想定の下で自分も従う、
という人と人との間の「相互性」(互恵性)の上に築かれており、
ここでいう「人」とは現在の人を指し、未来の人は除け者で、
彼らの異議申立てを受け付けるシステムになっていません。
静かに登校する子どもたち。
彼らへ何を遺せるでしょう、してあげられるのでしょう。
「おいらには、永遠の今があるだけさ」とお山の響。
いい時間を過ごせました。
後は、すたこら。
無事の下山、
意境の山路に
感謝、感謝。
fin