今日(1/25)は、二ツ箭山へ。
毎週同じ山へ通うなど、傍からは、「?」な人間でしょうか。
「私には、習慣が第二の自然本性であるように、この自然本性は
第一の習慣にほかならないのではないか、という気がする」
とは、パスカルの言葉。或る人はまた、
「習慣は基本的に、人間に自然本性的にそなわっている可能性が
何らかの程度まで現実化され、完成された状態と定義できる」
とも。
哲学者は、生来の能力が完成された状態を習慣と名づけます。
人間の生来のどんな能力が、山の習慣として顕れるのかな・・・
たのしいからこその、習慣。山へ上る者は、幸いなる哉。
御滝に礼し、謙廉。
水の精の頌に歩を合せます。
〆張り場から、山脊へ。
岩場に直下。呼ばわる響に、耳澄ませます。
「天へ、そして天から」。
男岩/女岩とを分つ基部へ。次は女岩の岩壁。
男岩のエ~ルに応えます。
女岩を頂きました。 さやかに陽精の頌。
「うすら陽がみなぎっている
こころはやさしくたかぶり
醜いことをかんがえても
そのかげは花のようにうつくしい」
(八木重吉)
岩場のテラスへ。
先の週に引き続いてのM浦さんご夫妻やO内さん等常連のお姿が。
交ぜて頂き、歓談、四方山話。
安上がりな?鍋焼きうどん。
T田さんは歩荷訓練と称して座木の荷上げ。
今日はもう一回上げるそうな・・・。
みなさんを見送り、居合わせたご夫婦としばし雑談。
サンヒーターは「低」ながら、温もりは充分。
温もりました。帰るとしましょう。
いつもの沢コースへ。
修験台から男岩/女岩。
天を仰ぐ姿があまりに睦まじいので、「夫婦岩」と呼んでいます。
沢へと降り起ち・・・
水の精に通行の許可を乞います。
「水のおとが きこえる
水の音のあたりに胸をひたしてゆくと
流されてゆくと
うつくしい世界がうっとりとあかるんでくる」
(八木重吉)
水の精と語らいながら・・・
後はすたこら。
水の精の翔逸に与って・・・
無事の下山、
山路の和愉に
感謝。
fin