あるく

~山の恵みの備忘録~

磐梯山・雨と栗 2010年10月9日

   mountaineering in the rain ,・・・・・・・

   今日(10/9)は雨が確実な様子なので、
   あれこれ迷わず磐梯山に。

   駐車場には少し遅れて着き、仕度をしていると、
   弘法清水小屋に出勤の吉田さんご夫婦の車や、
   常連のみなさんの車が続々到着。

   今にも雨が降り出しそうな天気の中、
   ゲレンデをキノコや栗を採りながら行くという 
   星野さんにご一緒し、
   たくさんの秋の恵み・栗の実を「収穫」です。

   帰りはFukuda(m)さん、Fukuda(s)さん、星野さん、
   それに少し足元不如意な異邦の女性もまじえ、
   愉しく無事に下山することが出来ました。
   感謝です。




   猪苗代スキ~場のゲレンデに、栗の実を拾いながら~
   (星野さん)。
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   キノコも次々にゲット。
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   ~二人とも栗拾い、キノコ探しに夢中。
   ようやくお山を見上げれば、雨がポツリ、ポツリ。
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   雨もしとしと、栗もしとしと?大漁です。
   さてマジメに登山に集中かと思いきや、
   立ち止まってはキノコを漁る星野さん。
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   赤埴山への尾根の途中に大岩で磐梯山を見上げます。
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   それなりに色づいてはいるのですが、
   この天気では映えません。
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   ハッと立ち止る赤です。
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   赤埴分岐周辺も色が賑わっています。
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   巻き道に目を愉しませながら。
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   秋雨の中、冷んやりとした空気を押し分けて。
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   葉っぱさんたちの秋の宴です。
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   雨も良い風情です。
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   いつもの休憩場所、沼の平標識ポイント。
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   小雨の煙る中、弘法清水小屋に到着です。
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   トン汁に加え、星野さん心尽くしのツマミに
   舌鼓を打ちながらの食事にお腹はポンポン。
   山頂へ行く気力も無くなりかけましたが、
   降りしきる雨にザックもカメラも置いて、
   何とか『義務感』?で登頂。
   小屋に戻ると、少し空き、この隙に常連さんと吉田さんをパチリ。
   (左から、Fmさん、星野さん、Fsさん、そして奥に吉田さん)
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   雨の中、常連四人衆?で下山です。
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   ガスの中から、天狗岩が。
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   厳かで幻想的な、~この岩の真面目でしょうか。
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   途中、ストックの使い方がぎごちないので初心者かな?
   とちょっとアドヴァイスして抜いて来た女性。
   星野さんの感には、足元が覚束なく、
   方向も定まらぬ彼女の様子に
   「このガスの中、道迷いでは?」とピンと来るものが有り、
   「koizumi さん、あの人何処に下るんだが、
   ちっと声かげだ方がいいんでねぇべが」。
   「こっちは猪苗代スキ―場に下るけどいいですかぁ~?」
   と大声で訊いても、何やらキョトン。
   或いは耳に障害を負っておられるのかなと、
   近づいてからもう一度大声で何処に下ろうとしているのかと
   問うてみれば、
   「ワ・タ・シ・ニ・ホ・ン・ゴ・ワ・カ・リ・マ・セ・ン~」??
   何とてっきり日本人かと思えば異邦の方。
   ならばと、" Where are you from ? "、
   彼女は応じて、" I'm from Singapore "。
   何とか、" Do you speak English ?"にはOKの様子に一安心。
   といっても筆者の English は very very poor 、
   どうなることやら。
   まぁ、 broken でもどうにかなるさと、開き直ります。
   我々が猪苗代スキー場に下ろうとしていることを伝えると、
   頷く彼女。ならば一緒にと加わる事に。
   いやはや旅行中の彼女、たったひとりで異国でお山に挑戦とは、
   その意気たるや、よし。感じ入りました。
   (疲労と慣れない山歩きのためか殊の外ガレ場にへっぴり腰で
   恐る恐るの彼女を星野さんがエスコ~ト)
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   袖振り合うも多少の縁、いやいや一期一会か、
   沼の平の標識前で記念にパチリ。
    (左から、Fmさん、Fsさん、シンガポ~ルの方、星野さん)
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   降り続く雨の中、秋色の中を。
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   東壁はガスの中。
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   黄葉が大勢な中、赤も頑張ります。
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   赤埴山の巻き道を軽快に。
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   山での歩き方がまだ習熟の域に達していない様子の彼女。
   多分お国のシンガポ~ルには山らしい山はないのでしょう、
   しりもちに恐怖が募ります。
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   猪苗代スキー場のゲレンデに到着。
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   やっとやっとのゲレンデ、
   しりもちの数だけ、感慨も深いことでしょう。
   言葉も通じない異国での一人登山。
   悪天の中の苦闘の末に、どんな想いが過ぎっているのでしょうか。
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   休憩を了え、最後のゲレンデ下りです。
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   川桁山もガスの中。登山も終了間近です。
   バスで裏磐梯に戻ると言う彼女を星野さんが
   猪苗代駅まで送って下さることに。
   星野さん、最後まで大変ですが、よろしくお願いしますね。
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   本日の栗の収穫です。
   栗ご飯何回分でしょうか。
   眺めてはニンマリの筆者でありました。(笑)
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   お わ り



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