今日(8/16)は吾妻連峰弥兵衛平の湿原を探察です。
福島側の予報は良いものの、米沢側のそれは思わしくなく、
行程に爽快は望めませんが、初めてのエリア、
好奇心が足を唆(そそのか)します。
行程に爽快は望めませんが、初めてのエリア、
好奇心が足を唆(そそのか)します。
吾妻、この茫漠とした山塊は、要に大きな湿原を擁し、
そこには宝石のように、湖沼、また池塘が
ちりばめられています。
人間的な言い方をすると、まぁ、
「湿原」の「湿」は「情」でしょうか?
火の山なるが故の passion が
「情」の篤さに繋がっているのでしょう。
そこには宝石のように、湖沼、また池塘が
ちりばめられています。
人間的な言い方をすると、まぁ、
「湿原」の「湿」は「情」でしょうか?
火の山なるが故の passion が
「情」の篤さに繋がっているのでしょう。
飯豊や朝日と山としての生成の因を異にするとは言え、
これは吾妻の図太い個性のように私には思えます。
これは吾妻の図太い個性のように私には思えます。
先に(7/10)谷地平に遊んで桃源の湿原になずんだ感のある私に、
この弥兵衛平はその延長を用意してくれているかのようです。
そして大滝沢の豊かな渓相は、
大小様々な滝の見事さと相俟って、
その前味としての役目を果たして充分です。
この弥兵衛平はその延長を用意してくれているかのようです。
そして大滝沢の豊かな渓相は、
大小様々な滝の見事さと相俟って、
その前味としての役目を果たして充分です。
再訪したい場所がまたひとつ増えました。
感謝です。
感謝です。
滑川温泉の湯宿を後に、
吊橋を渡れば登山の始まりです。(07;30)
吊橋を渡れば登山の始まりです。(07;30)
立派な道です。
名勝『滑川大滝』までは「遊歩道」として
整備されているのでしょう。
名勝『滑川大滝』までは「遊歩道」として
整備されているのでしょう。
『滑川大滝』(名瀑百選)。
水量も申し分なく、見事な滝です。
沢床に降りるのは帰りに。(07;45)
水量も申し分なく、見事な滝です。
沢床に降りるのは帰りに。(07;45)
少しササなどが威張り出した径を往きます。
やはりここは米沢、予報の外れはなさそうです。
上部のガスからは風に乗って時折雨粒が・・・。
上部のガスからは風に乗って時折雨粒が・・・。
大滝沢は名の通り滝の連続する見事な渓相です。
岩の色合いはここが火山帯であることを語ります。
径の勾配は緩く花にも余裕です。
やぁ、お早うさん!
径に残されたレールが
かつて此処に鉱山が、採掘場があったことを教えます。
かつて此処に鉱山が、採掘場があったことを教えます。
お花に声をかけながら。
清々しい出迎えを受け。
分岐です。
姥湯からの径を合わせます。(09;20)
沢を渉ります。
「滑」の字義は伊達に非ず。すべり易い沢床です。
「滑」の字義は伊達に非ず。すべり易い沢床です。
小さいものも合せれば、一体幾つの滝があるのでしょう。
足元に木杭が、そして木道が当たり始めると・・・。
お待ちかねの水場・金明水です。
とうとうと流れて。(10;45)
とうとうと流れて。(10;45)
水場に彩り副えて。
水場を後に、程なく弥兵衛平の避難小屋、
『明月荘』に到着です。(10;55)
『明月荘』に到着です。(10;55)
誰もおらず、一人寂しくの昼食を了える頃、
茨城からのご夫婦が来られました。
しかしまぁ、登山者に遇いません。
天気が悪いとは言え、吾妻って人気ないのかな?
茨城からのご夫婦が来られました。
しかしまぁ、登山者に遇いません。
天気が悪いとは言え、吾妻って人気ないのかな?
お二人より先に小屋を辞して、
弥兵衛平湿原~明星湖への「散策」に。小雨混じりの強風で
「散策」というほどのロマンチックにちょいと欠けますが。
(11;30)
弥兵衛平湿原~明星湖への「散策」に。小雨混じりの強風で
「散策」というほどのロマンチックにちょいと欠けますが。
(11;30)
風上に向かってカメラを向けられないので
ただ「もくもく(木々)」(笑)と木道を辿り往くと、
大きめな湖沼が。たぶんこれが明星湖なのでしょう。
ただ「もくもく(木々)」(笑)と木道を辿り往くと、
大きめな湖沼が。たぶんこれが明星湖なのでしょう。
さらに辿ると立岩登山口への分岐を示す標柱がありました。
雨粒が少し納まってきたので、
カメラを取り出し、風向きを縫ってショットを。
カメラを取り出し、風向きを縫ってショットを。
ガス、いや、霧の中の木道歩きは幻想的です。
でも案外、
このぐらいの視界の方が湿原らしいかも知れませんね。
このぐらいの視界の方が湿原らしいかも知れませんね。
お花からたくさんの「ようこそ」を戴いて。
草々の囁きに心温められ。
明月荘に戻りました。
寄らずにこのまま下山の途に。(12;35)
寄らずにこのまま下山の途に。(12;35)
しばらくの木道歩き。
水場に到着。行動用とは別に、お土産に1リットル、
自然の恵みを有り難く頂戴しました。(12;50)
自然の恵みを有り難く頂戴しました。(12;50)
ちょろちょろと一途に時を刻みます。
ガスの跳梁は吾妻の上一帯だけの様子。
下るにつれ、青空が。
このオブジェ、何に見えますか?
先ほどまでの涼しさは何処へ。
かつて使用されていた吊橋の残滓。
鉱山盛んなりし頃、どんなルートがあったのでしょうか。
鉱山盛んなりし頃、どんなルートがあったのでしょうか。
登山道も陽射しをうけてすっかり明るく。
水浴びしたくなる・・・。
今は登山道になっている路に敷かれていたレール。
そしてその上に丁々発止と物資を担った車輪。ご苦労様でした。
そしてその上に丁々発止と物資を担った車輪。ご苦労様でした。
少しずつ秋の気配も。
夏色の空。
滑川大滝分岐の所にある鉄塔の残滓。(14;55)
ちょっと疲れも出始めていますが、
この滝を見てしまうと・・・
この滝を見てしまうと・・・
沢床に下りて来てしまいました。
あぁ、結構な落差。登り返しがツラい。
あぁ、結構な落差。登り返しがツラい。
やはり間近に見ると迫力が違います。(15;20)
お わ り
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