あるく

~山の恵みの備忘録~

ルー君の磐梯山 2010年6月5日

 全県下、曇りや雨の予報に雷注意報。
 未明の強い雨に、気持は磐梯山へ。
 朝6時半。
 猪苗代スキー場に着いて見ると雨。
 この山は雨の日用ではあるけれど、それも小雨ならの話です。
 雨には小雨、中雨、大雨とあり、
 中雨を前に、なかなか手が靴紐を結ぼうとしません。
 車の屋根を叩く雨音に耳を澄ませながら、
 じっと目をつぶって待っていると、
 段々と雨音が小さくなって霧雨状になりました。
 これならとシートの背を上げて起き上がり、
 身支度を開始することに。

     


濃霧の中、靴音を友に歩きます。
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ゲレンデを上りきると雲が晴れて来ました。
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どんな花を夢見ているのでしょう。
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彩の街道を進みます。
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山頂はガスの中。
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この水溜り。先週はミズバショウなどなかったのに。
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残雪の織り成す絶妙な紋様。
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ミネザクラ、元気一杯です。
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沼の平、向うに赤埴山。
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火口壁。
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弘法清水小屋に到着。
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なめこ汁におにぎりで元気を満タンにして山頂へ。
「のぞき」から東壁越しに東尾根と赤埴山。
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磐梯山頂にて筆者。
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ハイシーズンのミネザクラ
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弘法清水小屋に戻ると常連さんの賑やかな声が。
K倉さん(左)は今日も愛犬ルー君と一緒です。
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ルー君、コンニチハ。
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もうこの山に300回はKさんと行を共にしているルー君。
歳も人間で謂えば米寿すらとうに越えて(100歳?)います。
感官を超えて、この山とどんな会話をしているのでしょう。
Kさんに委ね切った立ち居に胸が打たれます。
見えるものから見えないものへ、お山とルー君は以心伝心。
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新潟からのお客様。
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花の造形に見惚れて。
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ミヤマキンバイも一斉に。
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ルー君、Kさんに抱かれてうれしそう。
Tさんも一緒に遠回りして花を愛でることに。
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銅(あか)沼。土砂の侵食が著しくだいぶ小さくなって来ました。
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ツンと天を仰いで天狗岩。
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茨城からの元気な若者達。ルー君にお目通りです。
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桧原湖遠望。
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櫛が峰。ガスが時折切れては「来たら~?」とからかいます。
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火口壁越しに西吾妻。
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翁草(オキナグサ)。
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『翁草手になだらかな山の景』(石原八束)

              
『霧の中ことばはぐくむ翁草』(青柳志解樹)

                          
 ~『花の大歳時記』から



深い色合いです。
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花のトーンがルー君に似ています。
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イワカガミ。
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太陽にきっと向かって。
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東壁。
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ガスが取れてきました。(下山すると~)
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日に日に緑が強く。
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どんな花を夢見て・・・。
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東壁の貌。
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東壁と沼の平。
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櫛が峰に彩り副えて。
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そっと、つましく。
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樺の向うに鏡沼、そして赤埴山。
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ゴージャス。
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林道分岐でルー君ともお別れです。「磐梯山はオイラの山だい」。
磐梯山はいつも君と一緒だよ。
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赤埴山へ。
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鏡沼と磐梯山
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ゲレンデが見えて来ました。雷の音が賑やかです。
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雨がパラパラ~、でも天気雨。
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お花の鄭重なる見送りをうけて。
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