あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊/石転ビ沢/丸森尾根(その1) 2010年5月22日

 石転びの風が誘う時節となりました。

 梅花皮荘~飯豊山荘間の通行止め解除の日を待ち、
 満を持して行って来ました。

 急峻な尾根が飯豊の自負であるなら、
 この雪渓の存在は飯豊の矜持であると言って可いかも知れません。
 雪渓を、硬く圧せられた雪の上を悠々と闊歩し
 標高を上げて行く愉快は無類で、爽快の極みです。
 雪上を歩く距離が大幅に縮小した昨年から反転、いつもに戻った石転びを
 安んじて満喫することが出来ました。感謝です。

 飯豊がいいでである限り、
 そこに上る者はみんな、みんな自身であり続けることができます。
 登る者がみんな、飯豊のなかのみんなであるように、
 飯豊もまた、みんなの中の飯豊であるのですから。
 石転び沢が石転び沢である限り・・・。



参考タイム;
飯豊山荘04;45~05;00温身平分岐~06;35石転び沢出合~09;32梅花皮小屋着・同小屋発10;22~10;45北股岳~11;44門内小屋~12;08扇ノ地紙~12;43地神北峰~15;15飯豊山


天狗平の駐車場に着いて身支度をしていたら、何と郡山の小林さんとバッタリ。
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温身平の分岐に主稜線が輝きます。
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砂防ダムを越えて。
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先に出た小林さんに追い着きました。
手前の方は新潟市から。飯豊何百回の兵。
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小国のコンビニでお見かけした若者。
福島市の方で、石転び初見参とのこと。ご一緒しましょう。
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雪渓が出て来ました。
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先が楽しみです。
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この辺から雪にのれるなんて昨年からすれば夢のようです。
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いいですね、雪渓はこうでなくっちゃ。
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入り門内沢が正面に。
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並んで左に石転び沢が姿を見せました。
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石転びの出合です。
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出合にて、筆者。
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越し方を振り返って。
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左岸も安定しているようです。
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少し休んで前進。先行は左に小林さんと右に新潟の単独女性の方。
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デブリに足を止める小林さん。
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新潟の女性の方も石転び初見参。写真撮影に余念がありません。
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後続を振り返ります。
小林さんの速いピッチに鈍足の筆者もつられてます~。
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小林さん、小休止。
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「ほん石転び沢」の出合です。
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まだまだ先は長い。
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落ちてきそうな、は無さそうです。
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ちょっと休憩。初見参のお二人も追い着いてきました。
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振り返ると朝日連峰が寂かです。
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いい日和です。
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まだまだ。
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この辺も、落ちてきそうな、は無さそうです。
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危なそうな雪庇は有りません。
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北股沢出合。
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何度振り返っても清々しいシーンです。
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小林さん、後ろ姿に疲労の色が(笑)。トップ交代しましょう。
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北股岳の斜面。
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雪の付きが少ないような気も。
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若い人が遅れ気味です。(ゴメンナサイ)
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何せ急勾配。
何だかんだ理由をつけては立ち止まって振り返ります。
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40度は軽く超えてます。
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前日のステップは融けて役に立ちません。
後続のためにトップの筆者がステップを切ります。
一歩一歩アイゼンの前爪に力を込めて。
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小林さん、がんばれ!(って、筆者の息遣いも荒いのですが)
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新潟の方もがんばってます。
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北股岳の山際も「らしく」なってきました。
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「ふ~っ」何度も立ち止まって振り返ります。
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「お~!」梅花皮小屋が見えて来ました。
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「お~い、小屋が見えたよ~!」
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北股岳。
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急斜面から解放です!
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北股岳から、ねぎらいの響(こえ)が。
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梅花皮小屋。
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大日岳。こちらから見るのは昨年の保全作業以来かな。
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烏帽子山。「マイナー」とは言え「日本十名山」、存在感があります。
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         その2に続く。