あるく

~山の恵みの備忘録~

三国岳/慈祥(前篇) 2022年11月12日

深いいつくしみをたたえる、大日岳。

 

 

今日(11/12)は、飯豊、三国岳へ。西会津町なる弥平四郎から。

飯豊はもう年の瀬、ふと、大日岳に拝顔がかなえばと思い起ち・・・。

 

身繕いを了え、いざ。~とばかりに、カメラのスイッチをプッシュ。

「え~??」何とレンズが出て来ません。電池が入ってない!?

ああ、昨日、充電してそのまま・・・物忘れのお年頃?なのですねぇ。

一瞬、頭の中は真っ白。でも、そうだ、スマホがある!よかったぁ~。

本日の記録はスマホのカメラ機能にお任せします。

初っ端からこんなで、大丈夫?(笑)

 

 

気を取り直して?いざ。

 

 

ん~巻岩山、疣岩山が招きます。スマホはいちいち認証、面倒くさいなぁ・・・。

 

 

足が重いのは、歳の所為?(笑)

 

 

ハァハァゼェゼェ?上ノ越。

 

 

上ノ越から先、樹間には大日岳が伴うかの様に。冬枯れのこの時季の特権です。

 

 

長い行程も・・・

 

 

大日岳に鼓舞されれば、何のなんの。

 

 

振り返って、鏡山、そして高揚山。

 

 

長坂峰、代塚山の向うには、磐梯山

 

 

愉しい、運歩

 

 

 

 

めりこむ、松平峠。

 

 

疣岩山をロックオン。

 

 

疣岩分岐で、新長坂ルートを合せます。

 

 

大日岳と言葉を交わしながら・・・

 

 

回り込むように疣岩山へ。

 

 

ん~大日岳と飯豊本山のツ~ショット。



 

峰々が・・・

 

 

和やかに居並びます。

 

 

朝方からの濃霧が未だしの会津・・・

 

 

疣岩山は、ほんとに素敵な展望台。

実川山~西大日岳~大日岳~御西岳~・・・

 

 

そして~駒形山~飯豊本山~種蒔山~この様は・・・

 

 

「億の巨匠が並んでうまれ、しかも互に相犯さない、明るい世界はかならず来る」
と綴った賢治の夢想、そのものにも思える

 

 

みんな、どんな思想の交換をしているのだろう。

 

 

立ち止まってばかりで、なかなか三国岳に着きません。(笑)

とにかく、のたりのたりと前へ。

 

 

こんないい日に・・・

 

 

稜線に遊べるなんて・・・

 

 

わたしは、しあわせもんです。

 

 

 

 

 

ここはお気に入りの場処。

 

 

ここには・・・

 

 

疣岩山、大日岳、御西岳の、犯しがたい団欒があります。

 

 

今日の大日岳には、深いいつくしみ、その香気がある。

 

 

さて、三国岳へ、もうひと踏ん張り。

 

 

剣ヶ峰の岩稜のさきには、地蔵山、牛ヶ岩山。

みんなの親昵のエ~ルに応えます。

 

 

ふ~、三国岳を頂きました。

私と前後して発たれた方が既に到着、息んでおられました。

 

 

先ずは、眺覧、周覧。あらためて、大日岳。

 

 

そして、ちょこんと飯豊本山。

 

 

先着された方にお願いして、パチリ。

 

 

この方に撮って頂きました。感謝。

 

 

『三国岳/慈祥(後篇)』に続く。

 

日山/忠慎 2022年11月6日

秋を頌う、渾身。



 

今日(11/6)は、 阿武隈高原中部県立自然公園『日山』(1,057M)を見回ります。

ん~、上天気。こんな日に山歩きが出来るなんて、ありがたき仕合わせ。

 

 

いつもの上移は平地区公民館前の駐車場に車を置かせて頂き、

「いざ」。

 

移ヶ岳の激を背に農道をのっしのっしと・・・

 

移登山口へ。(道標がちょっと・・・)

道はよく整えられ、ありがたい。部落の方々に感謝。

 

麓でも紅葉が進んで、山はもう終わりかな?

 

・・・と案じて来ましたが、何のなんの。

 

何事にも「さきがけ」あり、「しんがり」あり。

 

有終の、その意気やよし。

 

 

 

 

杉木の伐採。

 

移分岐で、茂原からの道を合せます。

 

 

悠々の漫歩。

 

 

陽精の頌に、木々が唱を合せます。

 

 

木々は、忠慎。天への讃歌。

 

 

心は明るんで、スキップしたくなる?

 

 

 

 

木々はみんな空をめざす・・・、天に何が在すかを知っているから?

 

 

山頂広場に着きました。

 

登山者の方々にお声がけしながら、展望台へ。

しばし眺覧、周覧。あぶくまの暢然が沁みてきます。

 

 

 

安達太良、吾妻の連嶺。

 

降りて、一帯を見回ります。

 

葛尾への道は閉ざされたまま。原発事故はまだ終わっていないのです。

 

展望岩へ。

 

重畳する、大滝根山、鎌倉岳、龍子山。

 

 

そして、移ヶ岳。

 

耳清ませば、陽精の頌。

 

秋が来て、その心がわかり始めると去る・・・

 

 

『天何をか言わん哉。四時行わる、百物生ず。天何をか言わん哉』

とは孔子の言葉。

「ほら、天を仰いでごらん、万物を主宰するあの天を。

天は何も言わない、語ることをしない。

でも、天の運行によって四季は自然に運行し、

その四季の移ろいによってたくさんの生物が生を享け、育まれる。

でも、天は何も言わない、語らない・・・」。

天には、まなざしがある。

 

 

一帯に異状のあるなく、安堵。

 

高台にある社に陣取り、ラーメン屋開店?です。

初めて択んだカップ麵、残念ながら、あまりおいしくなかった・・・

 

お腹は満タン。そろそろ、帰るとしましょう。

 

いい空。

木々がみな「わたし」をすいとられてむなしくたっているように、

私の中の「わたし」もすいとられ、むなしくされてゆきます。

 

秋色にまどろんで・・・

 

 

渾身の発色が、あっぱれ。

 

 

 

 

 

移分岐を折れると、茂原からの道に、お見かけしたことがあるような白髪の方が?

何と磐梯山の常連、takahashiさんでした。二年ぶりでしょうか?

しばし歓談、四方山話。

ああ、その中に、悲しい哉、猪苗代のyoshidaさんの訃報。

磐梯山に毎日通って小屋を切り盛り、お山に手を合わせ、お山と共に生きた方でした。

どうぞ、霊よ、安らかに・・・。

 

 

木々の溌剌に鼓舞され・・・

 

後は、すたこら。

 

 

 

 

部落の方々がこんなに道をよくしてくださいました。感謝。

 

移ヶ岳のねぎらいエ~ルに与って・・・

 

無事の下山、

忠慎の山路に

感謝、感謝。

 

fin