あるく

~山の恵みの備忘録~

吾妻谷地平/閑肆 2022年6月26日

ワタスゲの頌につつまれて・・・

 

 

今日(6/26)は、吾妻、谷地平へ、ワタスゲと語らいに。

序でに、一切経山から『吾妻の瞳』にご挨拶。

谷地平では、数こそまだ控えめでしたが、

ワタスゲの頌に耳澄ますひと時に恵まれました。

ただ、ケトルを忘れてしまって湯が沸かせず、

ラーメンを食すことがかないませんでした。(笑)

 

 

「ご無沙汰です」。~一切経は相変わらず煙草をくゆらせています。

 

 

そそくさと?一切経山を頂き、『吾妻の瞳』にご挨拶。

 

 

小舟でも浮かべ、日がな一日、ゆられていたいなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

さて、五色沼が『吾妻の瞳』なら、谷地平は「吾妻のハート」?

本日はそちらがメインです。長居は無用。

 

 

ん~わかるかな?

吾妻小富士のずっと先に、鎌倉岳、移ヶ岳、大滝根山

 

 

鎌沼の畔から、東吾妻山。

 

 

姥ヶ原から鬱蒼の森へ。

 

こんな悪戯をするのはアイツだけ。

 

 

 

 

鬱蒼の中、標高差300Mほどをすてて森を抜け、姥沢を二度渡渉。

やっと、谷地平湿原の前に。

 

 

ここは、吾妻のハートです。

 

その衷情・・・

 

また、ワタスゲの頌に合せられ・・・

 

 

心はウキウキ、軽やかに歩いてゆくと・・・

 

いつもの休み場処。

 

 

池塘の懇ろな慰待、慰労に与ります。

 

どっこいしょと腰掛け・・・

 

吾妻のお歴々と、肝胆相照らしての歓談、四方山話?

 

お山は全てを了察、黙って、この形影をおおいます。

ただ、思想の交換。

 

 

 

さて、ラーメンタイム。~なのですが、

ガスのヘッドもカートリッジもあるのに、ケトルがない?嗚呼!・・・

これではお湯を沸かせません。

しょうがない、おにぎりと菓子パンとサラミでランチとしましょう。

 

 

 

そんな心のザワザワも、池塘の時間はしずめてくれます。

 

 

 

 

ワタスゲがすくない。

今年はどこも残雪が多かった様ですから、少し来るのが早かったかな。

でも、それはそれで、少数精鋭?・・・

 

それぞれに、それぞれの茫漠。

 

その独特。それがいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「深い人生よりもっといい人生

それは個に徹した人生だ

浅くもなく深くもなく

浅ければ浅いままに

深ければ深いままに

力をつくして残無い人生だ」

八木重吉

 

見目麗しさじゃない、大切なのは、気持が貫かれているかどうか・・・

そんなポエトリーが、ワタスゲにはある。おしえてくれる。

 

 

 

いい時間を過ごせました。感謝。

 

一刻の休息に、感謝。礼敬し・・・

 

ワタスゲの鄭重なる目送に与って・・・

 

帰るとします。

 

何やらコバイケイソウがニョキニョキ。今年は当たり年かも?

 

 

大汗かいて鬱蒼の森を抜ければ、姥ヶ原。

そこは、チングルマの共和国。

 

ここでも、鄭重なる目送に与り・・・

 

浄土平へ。

 

無事の下山、

閑肆の山路

感謝、感謝。

 

fin