あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/安懐 2020年8月8日

  御滝に礼敬。その謙廉に合せられます。

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 今日(8/8)は、二ツ箭山へ。

 どうも天気が悪い。昔は?雨の日は磐梯山と洒落たものでしたが、

 それも程度問題。夜半の雨はかなりのものでした。

 空を見上げると、心なしか東方に明るさ。二ツ箭山にお邪魔しましょう。

 別に、冬だけにこだわる必要はないのですから。

 

 

 御滝の岩に取り付いて、いざ。 

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  緑が清か。三段滝。

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  〆張場で沢とわかれ、山脊へ。

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 いやはや、すでに汗だく。 

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 イワタバコの慰撫に与ります。 

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 岩場の手前でO内さん、S藤さんとバッタリ。相変わらずのご様子、何よりです。 

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 岩場に直下。呼ばわる響に、耳澄ませます。

 「天を仰げ、天から生きよ」。 

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  基部へと上がれば、へとへと?

 男岩の激に応えて、もうひと踏ん張り。

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  言葉を交わしながら、攀じります。

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  守られて、登了。

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 女岩を頂きました。月山の響に応えます。 

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  岩場のテラスへ。

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  今日は遅くに出たので、時間に裕取なし。

 おにぎり1個、小さな菓子パン1個を食べ・・・

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  往路を復します。

 

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 二ツ箭山は初めてという彼ら。どんな思い出になるでしょう? 

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 男岩の直下を巻いて下降します。 

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 花々のエ~ルがうれしい。 

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  途中、kanekoさんが息んでおられました。しばし、歓談。

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  〆張場へと降り起つと、今度は、terada さんとバッタリ。

 お連れの方は taichouさんかな?

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  林道へと復すお二人とわかれ、後は、すたこら。

 

 緑光が総身に滲みて来ます。 

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 アランは、『忠実さ』を定義して、曰う・・・

 「信仰と類縁性のある徳。

 何となれば、忠実さというものは、疑おうと思えば疑えるものを、

 敢て信じようとすることを含んでいるからである。・・・

 忠実さは、証明され、論議の余地の無い思想に対しても矢張り必要である。

 何となれば人はそれらの思想を、もし忘れることが出来たら、

 みごとに忘れもするであろうから。

 全て仕事というものは一つの選択に対する忠実さを基礎にするものである。

 それ以外の場合には、人は絶えず変り、何事もせず、何ものにもならないだろう。

 忠実さは精神の主要な徳である」。

 樹々の緑、緑光には、それがある。その矜持がある。

 木よ、この土塊に、きみの忠実さを、すこしわけてくれないか・・・

 

 

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  水の精・・・

 

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  花の精と語らいながら。

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  御滝へと立ち戻りました。

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  トンボくんの、ねぎらいエ~ルに与って・・・

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 無事の下山、

 安懐の山路に

 感謝。 

 

 fin

 

 

高柴山/明潔 2020年8月2日

 トンボくんと語らう、たのしいひと時。

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 今日(8/2)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』(884M)、

 及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。

 

 堂山王子神社から、いつもの門沢登山口へ。

 この頃は雨曇り、空色を忘れかけていましたが、やっと、sky blue。

 梅雨明けかな? 

 登山口辺りがヤブ化してるだろうと、勇躍、鎌を持参したのですが、杞憂。

 地区の方々が、昨日?道刈りをして下さった様できれいさっぱり、藪は解消

 作業に当たられたみな様へ、衷心より感謝申し上げます。

 

 

 空へとかけりゆく、清爽。

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 途中から登山道に水が流れ込み、沢状態。原因は此処でした。

 水径が詰まってあふれていたので、処置。改善しました。 

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 木漏れ日の中、愉しく歩一歩。 

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 其処彼処にヤマユリの健気。 

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 水石に着けば、あぶくまの暢然に合せられます。 

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 山頂部には・・・

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 アジサイの明信・・・ 

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 そして、生きものたちの常々。 

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 ナデシコが頌えば・・・ 

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 ヤマユリも。 

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 展望台へ。 

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 眺覧、周覧のひと時。 

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  一旦降りて、・・・

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 一帯を見回ります。

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  ヤマユリ。この花の真面目を、どう形容したらよいのか。

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  食事中かな?

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 青空が見えるのはいい。なんてったっていい。 

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 「次のようなことを考えてみよう。

 今私はテニスができて、君たちの中の誰かが私がテニスをするのを見て、

 『やあ、君のテニスのやり方はずいぶん悪いね』と言ったとしよう。それで私が、

 『ぼくのテニスのやり方が悪いのはよくわかっているんだよ。

 でもちっともよくプレイしたいとは思わないのさ』と答えたとすれば、

 他の人はせいぜい、『あっそう、それならそれで結構』と言えるだけであろう。

 しかし今度は私が君たちの一人に道理に反した嘘を言ったとしよう。

 そこで彼が私の所へやって来て、

 『君は犬畜生みたいなことをするな』と言ったのに対して、私が

 『ぼくのしていることが悪いことはよく知っているよ。

 しかしちっともよくしたいとは思わない』と答えたら、

 彼は『あっそう。それならそれで結構』と言えるだろうか。

 けっしてそんなことはない。

 『だがね、君はよくしたいと思わなければいけないよ』と言うだろう。

 これは価値の絶対的判断であり、先の事例は相対的判断である」

 とは、ウィトゲンシュタインの言葉。(『倫理学講義』)

 

 「絶対」も「超越」も、天を仰げば、直ぐわかる。

 

 

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 トンボくんにはトンボくんの「道理」があるに違いない。 

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 そしてそれは、アゲハくんにも。 

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 一帯に異状のあるなく、安堵。

 そろそろ帰るとしましょう。

 

 

 水石で、阿武隈においとま。 

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 後は、すたこら。 

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 ホトトギスの目送に与りました。 

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 (ひと月でこんなに生長するのです。私は成長した?) 

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 無事の下山、

 明潔の山路に、

 感謝。

 

 fin