あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/朗俊 2024年4月14日

今日(4/14)は、阿武隈高原中部県立自然公園「高柴山」(884M)、

及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。

そこでもあそこでもそこらじゅうで桜が咲き出しました。

そよそよと、そして、わいわいと、にぎやかなこと。

つられて気持ちもゆるみっぱなし?

(花粉症さえなければなぁ・・・笑)

お日様もうきうき、上天気。~こんな日の山歩きは仕合せです。

 

 

先ずは堂山王子。神社の枝垂桜が満開で迎えてくれました。

 

奥の院への道も春をたたえています。

 

了えて、次は高柴山へ。

 

いつもの門沢登山口。~身づくろいをして、いざ。

 

分岐へと上れば、おだやかな、のびやかな山なみ

 

路には、これまで貯め込んだ?落枝がわんさか。枝折れ、倒木も。

一つひとつ、右へ左へ、除けたり、とばしたり。

 

春、はる、ハル、haru、spring~この響きが運歩を軽やかに。

 

 

 

『水石』着。

阿武隈が、ひらけます。

 

山頂部を見回って、展望台へ。

 

この階段が今日一番の難所かな?(笑)

 

上ると、M市からこられた皆さんが息んでおられました。

しばし歓談、四方山話、最高齢のかたは87歳とか。ん~目標にせねば。

たのしいひと時に感謝。どうぞお山に愛でられますように。

 

カップ麵をすすりながら、眺覧、周覧。

阿武隈の暢然に合せられます。

 

語らって・・・

 

思想の交換。

 

 

 

霞みながらも、安達太良・・・

 

そして、磐梯山が。

 

 

天上には、まなざし。~"Grace be with you".

 

その暢達が沁みてきます。

 

 

 

みなさんを見送って、山頂部の残りを見回ります。

 

其処彼処に、夢のふくらみ。

 

ヤマツツジの、咲く、その夢、その願い、その一筋の気持が充満しています。

 

もうすぐだね。

 

「夢はみんな詩だ」と、八木重吉は綴りました・・・

 

"May your dreams come true".

 

 

さて、見回りを了え、『水石』へ。

 

 

いい時間を過ごせました、感謝。

帰るとしましょう。

 

あぶくまの暢懐を胸いっぱい吸い込んで・・・

 

後は、すたこら。

 

 

 

竹林のねぎらい、エ~ルに与って・・・

 

無事の下山、

朗俊の山路に

感謝、感謝。

 

fin

 

二岐山/素心 2024年4月6日

雪のズボズボ、悪戦苦闘を、頂標が労ってくれました。

 

今日(4/6)は、二岐山へ。(1,544M)

前々から、甲子山の次は二岐山、との心づもりでした。

予報は悪くなかったのですが、いやはや大外れ。

先々週、先週と、あまりの的中に気味が悪くなるほどでしたが、

こんなに外れると、何だか人間的で?うれしくなりました。(笑)

 

 

天栄村なる二岐温泉、二俣橋を渡ると御鍋林道入口手前に除雪終了点。

轍無し。進めそう?いや、無理は禁物。此処に車を置きましょう。

~身繕いをして、いざ。

 

曲がって直ぐに、御鍋林道入口。

地肌を見せている処もありますが・・・

 

ちょっと進むと、こんな感じに。~足が捕られます。

 

しばらく歩いて、橋を渡ると・・・

 

道は日向になり、雪が解けきった処も。

 

ようやく御鍋神社駐車場に到着。

 

その先、敷き詰められた白い絨毯の上を、王様の気分で?(笑)

 

ほぼ1時間を費やし、登山口に到着しました。

ひと息入れて、ちょいと飲み食い。

 

トレースがなく不安になりかけましたが、目を凝らすと・・・

煌々と輝る?ピンテ(ピンクテープ)。ありがたや。

 

ご示教に与って、「あすなろ坂」。

 

しかしまぁ、雪にハマるは、ズボズボ。

 

確かと応えてくれる雪面はなし。~あったかいですから。

 

段々と勾配が・・・

 

ゆるんで来ると・・・

 

ブナ平。

 

本日も、長靴、ツボ足。残雪が増え、負荷が増え・・・。

 

男岳は気さくに?私に呼びかけてくれますが・・・

 

こちらは、ズボズボに喘いで、四苦八苦。

 

それでも、何とか、男岳坂。ここからが・・・

 

正念場。

 

山頂直下で、ピンテを見失い、

旧いスノーシュー跡に惑わされ、あらぬ斜面へ。

 

ハマっては脱け、を何度か繰返し・・・

 

やっとこさで?・・・

 

ふ~、二岐山を頂きました。

 

男岳坂の途中でガスがかかりだしました。雨粒まで。

予報など、「わたしの知ったことか」と天の響。

ゆっくりと飲み食い、了えて辺りをうろうろ、時に問います・・・

 

見えるものにではなく・・・

 

見えないものに目を注げ・・・

 

どんな天気も、それが最善なのだと。

 

頂標に礼敬。下ります。

 

"see you, later".

 

嗚呼、万有引力~上りより下りの方がよけいにハマります。

 

束の間、視界がひらけ・・・

 

小白森山の慰撫・慰待に与りました。感謝。

 

ズボズボと・・・

 

嗚呼、ズボズボと。

 

 

 

ブナ平で、ひと息。

 

古老の昔語りに耳傾けます。

 

すると、一刹那、陽精の響。

 

「私は、祈りによって、

自分が何を望んでいるかを知り、

自分が望んでいるものを裁きます。

人間は、自身の祈りと、

そして、彼の[祈りが捧げられる]神々によって、

裁かれるのです」

とは、Pascalの言。

 

『望まぬ天気こそ、見えぬ景色こそ、"Grace be with you"』

 

 

登山口へと降り起って、

あとは、林道を、すたこら?

 

水君の・・・

 

翔逸、翔躍・・・

 

その翔華に与って・・・

 

無事の下山、

素心の山路に

感謝、感謝。

 

fin